投稿リポート 高齢者向けの
薬物乱用防止教室

高齢者向けの薬物乱用防止教室

潮来ライオンズクラブ(岩本富雄会長/102人)は1月14日、潮来市7丁目町内会高齢者クラブ(23人)を対象にした薬物乱用防止教室を潮来市7丁目公民館で開催した。

今、市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)が社会問題となりつつある。医薬品は大きく「医療用医薬品」と「一般用医薬品」に分けられる。医療用医薬品は、使用実績がまだ少ない、使い方が難しいなどの理由から、医師の診断に基づいた処方箋(せん)がなければ入手することが出来ない。それに対して一般用医薬品は、長年多くの人が使用した実績があり、製品に記された用法・用量を守れば安全に使えると認められたもので、処方箋がなくても薬局で自由に買って使うことが出来る。一般用医薬品は便利ではあるものの、どのように使うかは購入者に委ねられるため管理が難しい。

医薬品の有効性と安全性を確保するために定められた法律には、「国民は、医薬品等を適正に使用するとともに、これらの有効性及び安全性に関する知識と理解を深めるよう努めなければならない」という条文がある。医薬品のオーバードーズはこの法律に違反する行為であること、また自分だけの問題ではなく多くの人に迷惑をかける行為であることを認識する必要がある。

今回の教室は、日常的に多くの薬を使用する高齢者に正しい認識を持ってもらおうと開催したもの。講師は茨城県薬物乱用防止指導員でもある私が担当し、青少年向けとは少し違った薬物乱用防止教室となった。最後に質問を受け付けたところ、「高齢なので処方薬の飲み間違いや飲み忘れがあり、これからは家族と一緒に薬をしっかりと管理していきたい」と話されていた。

2024.01更新(ICT・PR情報、青少年健全育成委員会室長/篠塚洋一)

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