投稿リポート みんなで楽しみ
味わった餅つき会

みんなで楽しみ味わった餅つき会

諫早中央ライオンズクラブ(115人)は12月16日、諫早市内にある鎮西(ちんぜい)学院大学で第3回餅つき会を開催した。鎮西学院大学にはネパール、ベトナム、中国、タイ、フィリピンからの留学生175人が在籍している。第1回を企画した当時は、コロナ禍でアルバイトも出来ずさまざまな影響を受けている留学生に対して何か支援が出来ないかとの思いから、国際交流の一環として開催した。当クラブの支援の申し入れを快諾し、準備などにも協力くださった大学の対応に感謝している。

2回目からは、鎮西学院大学サッカー部や鎮西学院高等学校野球部も参加することになった。餅つきをしたことのない子どもたちが日本の文化を体験する場ともなり、支援の幅が広がっている。臼ときねで餅をつくのも、つきたての餅を丸めるのも初めてという生徒もいて、こうした伝統行事を経験する機会が少なくなっていることを実感した。

第3回の今回は留学生約30人に、サッカー部員、野球部員など合わせて約100人が参加し、とてもにぎやかな餅つき会となった。餅が硬くてちぎるのに苦労したり、きねが折れるハプニングがあったりしたものの、仲間と息を合わせて餅をつき、丸め、時には失敗しながらも自分たちで作った餅を喜ぶ姿がとても印象的だった。

今回ついた餅米の量は前回よりも10㎏多い40㎏だったが、回を重ねて経験者が増えたため、とても上手に餅をつき、丸める参加者の姿も見られた。つきたての餅は、あんこ餅や、大根おろしと一緒に食べる諫早地方の郷土料理「ゆとり餅」にして、みんなでおいしく頂いた。

今後もニーズがある限り継続し、年末の恒例行事として参加者の輪を広げ、それぞれが役割を分担し段取りが出来るようにしていきたい。

2024.01更新(会長/黒田崇)