ライオン誌日本語版2024年夏号

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- ンティア仲間が応援してくれた。そ
続けるも難儀していたところ、ボラ
ぱい積み込み避難所へ箱単位で届け
翌日から家内と2人で車に目いっ
被災者の方たちと固い握手を交わし
も﹃絆うどん﹄を送り続けたい﹂と、
んに協力していただけるなら、今後
も駆け付けた。三好社長は﹁髙橋さ
の宿には、支援を受け続けた人たち
ブは永遠に﹂
。これからも精いっぱ
精神が結実したものだ。
﹁ウィ・サー
とライオンズクラブで培った奉仕の
している。これは三好社長のご厚意
たことに驚きを感じ、この絆に感謝
続いて約4万食もの支援につながっ
の女将ともつながりがあったことか
る天然温泉を使用した銭湯﹁ 莱湯﹂
交流があり、また兵庫県尼崎市にあ
児銭湯﹂という取り組みの発起人と
東京都中野区で実施されている﹁託
要とされているからだと思う。私が、
ない、地域交流の希薄化などが挙げ
家族化により祖父母の協力が得られ
①銭湯の利用可能なスペースや託児
下記のように決定した。
極めた上で最大限に取り組もうと、
の自分たちに出来ることを正しく見
の未経験からスタートするには、今
吉 将︵兵庫みらい︶ クラブとして初めての活動を全く
が、目標に向けて一つになった。
らえると考えた。メンバーの気持ち
う。そんな機会があれば、喜んでも
温泉でひと時の安らぎを得てもら
らの元で子どもを預かり、ママには
たい﹂という声が上がった。保育士
お かみ
れでも残った1000食分は、被災
ていた。
ら、
﹁尼崎市でも託児銭湯を実施し
地にテントを張って温かいうどんの
い社会奉仕に精進していきたい。
たった一杯のコーヒーとわずか
︵終身会員/ 年入会/ 歳︶
初の奉仕活動は託児銭湯
分の交流に始まった縁が、十数年も
炊き出しを続け、年の暮れまでに配
布を完了させた。これを三好社長に
伝えると﹁多くの皆さんから﹃本場
の讃岐うどんをありがとう﹄という
連絡があってうれしかった﹂との返
事で、私もとても癒やされた。
その後も毎年2月になると三好社
長から讃岐うどんが3000食ずつ
届き、避難所や仮設住宅などで何度
となく炊き出しを行った。大船渡市
にある大立仮設住宅での炊き出しで
クラ
は、平均
の兵庫みらいライオンズ ブ
2023年 月に誕生したばかり
﹁とってもおいしい﹂と言って生卵
スタッフの人数を考慮し、対象を
歳 の お ば あ ち ゃ ん が い て、
80
られる。そんな中でママは自分の時
は、
93
20
年齢 歳の若手中心のクラブだ。若
11
かけうどんを2杯も食べた。仲間一
92
感激していた。宿泊した大船渡温泉
違えるほどの復興を遂げた街並みに
跡の一本松を見学してもらうと、見
興スタジアムや大船渡の商店街、奇
きたい﹂と連絡が入った。 石の復
妻から﹁被災地の復興状況を見に行
昨年の3月上旬には、三好社長夫
勇気付けられたこともあった。
支援活動を続けていこうとこちらが
同その姿に力をもらい、これからも
て、多忙な父親の育児参加不足、核
育て中の母親を取り巻く環境とし
育てママの孤立問題﹂だ。現代の子
を交わし、
スポットを当てたのが﹁子
ふさわしい活動とは何かと熱い議論
し て、誰 の た め に、何 を す べ き か、
そんなクラブの最初の奉仕活動と
刺激になりたいと願っている。
風を吹かせて、ライオンズの中でも
者ならではの発想と行動力で新しい
が残ってきたのは、そうした場が必
なったが、数を減らしながらも銭湯
自宅に風呂があるのが当たり前に
る役割がある。高度経済成長期以後、
癒やし、地域住民との交流の場とな
は体を清潔に保つだけでなく、心を
れている銭湯に目を向けた。銭湯に
そこで、当クラブは近年再注目さ
る時間がない。
間をほとんど持てず、心身を癒やせ
を提供するために、創意工夫が求め
だ。少ない費用でより良いサービス
今回特に苦労したのは、資金不足
サージを用意する
イーツバイキングと整体師のマッ
ママへのサービスとして、無料ス
③参加者の費用負担は入浴料金のみ。
浴が不要な朝風呂の時間帯とする
②託児銭湯の開催時間は子どもの入
ママと未就学児に絞る
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LION
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