ライオン誌日本語版2024年夏号

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- 石川県・輪島ライオンズクラブ
クラブ再建と
地域復興に向けて
離れている人が少なくない。
く、クラブメンバーの中にも輪島を
事を失って仮設住宅に入る人も多
易には立たない状況にある。家や仕
打撃を受け、生活再建の見通しは容
輪島市では漁業も商業も壊滅的な
を目指してがんばりたい﹂と伝えた。
ら言い出せなくなった。店舗の再建
りで出席したが、みんなの顔を見た
会長に、
﹁今日は退会を伝えるつも
と自宅を失ったメンバーは小森紀史
持った。例会の後、朝市通りの店舗
4月初旬の取材の際、小森会長は
次のように語っていた。
﹁ 今後の生活や地域の復興に対する
不安はありますが、会員を1人も失
いたくないという思いで、クラブ存
続を第一に考えてきました。背中を
押してくれたのは、全国から寄せら
ラブ3役を決定。国際会費や地区費
にして、4月の例会では次年度のク
いてコミュニケーションを取ること
クラブは当面、月1回の例会を開
しています﹂
の組織力と奉仕のすばらしさを実感
‐年度の最終例会を開催。残念な
ことに、メンバー1人が廃業を理由
その3日後の 日には、2023
仕活動に汗を流した。
げコーナーなどを担当し、久々の奉
いう催しで、クラブメンバーは輪投
減った子どもたちを笑顔にしようと
クラ
も協力。地震の影響で遊び場が
ズ ブ
の免除を受けられることになり、次
にクラブを去った。参加出来たのは
れる支援です。改めて、ライオンズ
年度のクラブ会費は徴収しないこと
人のみだったが、出席メンバーか
いが、事業再開を目指し、全国の仲
けてきた奉仕事業はしばらく出来な
元気付け、希望を持ってもらえるよ
クラブメンバーは今、輪島市民を
らいの花束が贈られた。
らクラブ3役へ、サプライズでねぎ
も決めた。これまで地域のために続
が地震発生後、
間から寄せられた義援金も活用して
うなイベントをライオンズで開催出
クラ
ブ
日。
クラブとメンバーを守りたいと、小
来ないかと話し合っている。
最初の例会を開いたのは3月
市内に残っているメンバーに声をか
森会長は話す。
︵情報提供/小森紀史会長︶
け、会員 人︵2人目以降の家族会
輪島ライオンズ
24
16
6月 日、輪島商工会議所が主催
した﹁わじフェス﹂に輪島ライオン
2024 年夏号
11 LION
19
16
22
人が集まって、
25
クラブの今後について話し合いを
員を除く︶のうち
38
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