ライオン誌日本語版2025年冬号

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- 高齢者施設への支援と交流
福岡県 直
・ 方ライオンズクラブ
︻投稿︼第2副会長/向野正弘
るボランティアにとどまらず心温ま
の関係は長い。支援活動の開始は
通じて、私たちも多くのことを学び、
︻投稿︼会長/中本雅章
ラ
直方ライオンズ ブク︵
川口克代会長
る絆を築く大切な機会となってい
のう がた
/ 人︶と養護老人ホーム芳寿園と
竹林寺の書院において、能楽師・囃
年以上前のクラブ草創期にまでさか
感謝の気持ちを抱いている。私たち
の革は馬皮、胴は桜の木をくりぬい
や歴史について説明があった。大鼓
く、大鼓に込められた日本人の精神
大倉講師からは演奏方法だけでな
バーたちは庭木のせん定や窓拭きを
汁の調理を開始。同時に若手のメン
て下ごしらえをしておいた食材で豚
当日、芳寿園に到着すると、前もっ
を設けることとなった。
それぞれの調べを響かせていた。
らしい音﹂とアドバイス。参加者は
ての音がその人にしか出せないすば
つ﹂
﹁鼓 の 音 は﹃調 べ﹄と い い、全
中指と薬指で優しくなでるように打
講師は﹁演奏は力ずくではなく、
化していることなどだ。
だいた。
稽古の成果を御本尊様に聞いていた
参加者全員による奉納演奏を行い、
がった。最後には、竹林寺の本堂で
からは驚きと感動の拍手が沸き上
まさに調和の取れた演奏に、参加者
鼓を打つと、きれいに音がそろった。
け声に合わせ、皆で呼吸を整えて大
私たちの支援と交流活動は、単な
やかな雰囲気の交流会となった。
だった。会場には笑顔があふれ、和
皆さんが楽しそうに歌う姿が印象的
続くカラオケの時間には、参加者の
すると、たいそう喜んでいただけた。
設への支援品としてかき氷機を贈呈
ら入所者と共に会食を楽しんだ。施
2025 年冬号 8
奉仕活動リポート
大鼓を通じて伝統に触れる
高知鷹城ライオンズクラブ
クラ
高知鷹城ライオンズ ブ
︵ 人︶は
月5日、四国霊場第三十一番札所・
子方大倉流大鼓奏者の大倉正之助氏
のぼる可能性もあり、コロナ禍中も
の活動によって、少しでも入所者の
る。芳寿園の皆さんとの触れ合いを
を講師に招き、親子大鼓教室を開催
途切れることなく実行されてきた。
皆さんの生活に彩りを添えられれば
はや
した。大鼓の演奏を通して日本の伝
しかし清掃奉仕などが続けられてき
幸いだ。同じ地域の一員として、こ
おおつづみ
統音楽や文化に触れ、子どもたちの
た一方で、入所者との交流の機会は
れからも共に歩んでいきたい。
し
健やかな成長を目指す、クラブ結成
しばらく途絶えてしまっていた。そ
こで 月 日、久しぶりの交流の場
て出来ていて、自然の恵みから作ら
手際よく進めていった。
保護者、計 人が参加した。
れた楽器であること、近年は﹁調緒﹂
天候にも恵まれ、野外に設けた交
講 師 の﹁よ ー﹂
﹁ほ ー﹂と い う か
しらべ お
と呼ばれる組ひもの原材料や演者の
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流の場では爽やかな秋風を感じなが
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演奏の仕方が変わって伝統音楽も変
45
LION
ー
36
周年記念事業で、小中学生とその
60
58
ー
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