ライオン誌日本語版2025年冬号

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毎年のように上位にランクインして
子育てや教育に関する領域において
調査、そして都道府県幸福度など、
力・学習状況調査、体力・運動能力
私たちが暮らす福井県は、全国学
が会うたびに発する﹁心の言葉﹂が、
い﹂など、困難を抱える子どもたち
日一日が苦しい﹂
﹁朝が来るのが怖
にしました。そして﹁今日という一
しい生活環境をいくつも目の当たり
結果とは相反する、切実な悩みや苦
がある﹂など、当県の輝かしい統計
定的な思いを持って日々の活動に取
とにじっくりと向き合い、未来に肯
り体系的に、自分の夢ややりたいこ
でプログラムを導入することで、よ
め教育協会﹂を設立しました。学校
を福井にも導入するため、
﹁福井ゆ
リア教育の一環として行う出前授業
科学省認定︶という、学校にてキャ
作 し た﹁ワ ク ワ ク ゆ め教 室﹂
︵文 部
活動している日本ゆめ教育協会が制
た。これと同時期に、東京を中心に
山川敏之︵福井みなとマリン︶ ﹁教育支援ヒラーク﹂を設立しまし
体制を整えた家庭教師団体として
する問題も大きく変化し、多様な課
昨今の社会変化に伴い、教育に関
ています。
ることで地域の教育力向上に貢献し
ど、多様な青少年育成事業に尽力す
ムを母体としたレオクラブの創設な
設への寄付や、青少年サッカーチー
クラ
ンライオンズ ブ
もまた、児童養護施
私が所属している福井みなとマリ
る機会となっています。
換したり、専門家と話しをしたりす
持つ母親が思い思いに率直に意見交
して、一人で悩む母親、同じ悩みを
体験型イベントを自主開催するなど
2025 年冬号 32
*本欄は会員の随想や提言を掲載する投稿欄です。原稿の内容は必ずしも協会の立場を表す
ものではなく、またライオン誌日本語版委員会がその内容を支持するものでもありません。
います。そうした背景から、福井県
痛烈に私に突き刺さっていました。
り組む原動力を見付けられるように
題が山積しています。未来を担う子
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LION
獅子吼
の教育におけるさまざまな試みは、
子どもの夢や希望ほど、社会を、
なります。
どもたちのために、私たちライオン
親支援﹂では、教育や子育てに関す
全国から高い注目を集めています。
未来を、明るくするものはありませ
また現在、福井ゆめ教育協会の独
ズクラブが直接的に出来る教育的支
なのではないでしょうか。
私はそのような福井県に生まれ育
ん。しかし現在、不登校、子どもの
自の取り組みとして、地域・企業・
援は、まだまだあると思います。福
るさまざまな悩みを持つお母さんた
ち、地元の教育大学を卒業後、公立
貧困、性的マイノリティーなど、さ
団体と連携し、地域の力で子どもた
井ゆめ教育協会もまた、地域・企業・
私は﹁子どもたちの夢や希望、や
学校の講師を経て、個別指導を中心
まざまな教育的課題の中で苦しんで
ちの未来を支える体制を構築して、
ちの心安らぐ場を作っています。認
とした学習塾に講師兼管理職として
いる児童生徒が大勢います。そうし
団体と連携し、出前授業やさまざま
りたいことを直接的に応援する﹂と
勤務、そして2019年に独立起業
﹁不 登 校 支 援﹂
﹁体 験 型
た困難の中でも、彼らが一歩一歩、 ﹁母 親 支 援﹂
な教育支援事業を通じて、子どもた
定心理士や看護師といった専門家と
して﹁一般社団法人福井ゆめ教育協
活動﹂などの教育支援活動を展開し
ちの夢ややりたいことを応援してい
いう強い思いを持って起業を決意
会﹂と﹁教育支援ヒラーク﹂を設立
自分のペースで歩みを進めていく
ています。特に家庭教育、地域教育
きます。
あなたの夢はなんですか?
しました。
力、自分の命を大切に育てていく力
という観点から、地域のお母さんた
のお話し会や、家庭教育イベント、
塾講師時代、児童生徒、保護者ら
を育む源となるのは、心の底から湧
ちが中心となって運営している﹁母
し、児童生徒、保護者に寄り添える
と接する中で、
﹁学校に行きたくな
き 出 る﹁夢 や 希 望、や り た い こ と﹂
︵クラブ会計/ 年入会/ 歳︶
い﹂
﹁経済的に苦しい﹂
﹁発達に悩み
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