投稿リポート
子どもたちの選択肢を
広げる職業体験フェア
330-A地区(東京都)
#人道支援
#青少年支援

4月2日、330-A地区(東京都/森亮介地区ガバナー)子どもの未来応援委員会は、東京都産業貿易センター浜松町館で「職業体験フェア」を開催した。都内にある児童養護施設24施設の150人、子ども支援に取り組む認定NPO法人キッズドアを通じて困窮家庭の子どもと保護者250人を招待し、将来の職業選択の幅を広げられるよう、さまざまな仕事を体験してもらった。
趣旨に賛同してフェアに参加した組織や企業、個人事業主が出展した職業別ブースは、警察官、消防士、自衛隊、大工、産業廃棄物、ヘアメイク、カラーコーディネーター、IT関係など28業種。各ブースでは日常行っている業務の一部を体験することが出来、いずれも長い列が出来ていた。
この支援を始めてから2年が経ち、各施設とのつながりは徐々に広がってきた。ライオンズクラブのメンバーにとっては、児童養護施設がどのような支援を必要としているのか、自分たちに何が出来るのかを考える場にもなっている。 職業体験フェアでの交流をきっかけに、施設を対象にした単一クラブによる奉仕活動が始まったり、施設の出身者がクラブメンバーの会社に就職したり、うれしい事例も生まれている。
職業体験フェアは、子どもたちが将来について考える良い機会となるだけでなく、施設職員がさまざまな職種を知る貴重な場でもあり、企業との直接的なつながりが生まれるきっかけにもなる。このようなつながりが今後も更に広がり、児童養護施設の子どもたちが将来の職業を選ぶ際、より多くの選択肢を持てるようになることを願っている。
2025.06更新(330-A地区子どもの未来応援委員会副委員長/岩下浩之)
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