投稿リポート 子どもたち500人に
夏休みの思い出作り

子どもたち500人に夏休みの思い出作り

330-A地区(東京都)は8月21日、地区の主催事業として生活困窮家庭や児童養護施設の子どもとその付き添い合計500人をSBCびーとるランド君津(千葉県君津市)に招待した。この事業はこども家庭庁などが取り組んでいる「こどもの未来応援国民運動」に賛同したイベントで、困難を抱える子どもたちに夏休みの思い出を作る機会を提供しようと、「全ての子どもは平等に」との願いを込めて企画した。

準備を担当したメンバーは、前日から泊まり込みでテントや仮設トイレなどを設置。迎えた当日、子どもたちは貸し切りバスで到着し、自然との触れ合いやバーベキュー、マジックショーなどを楽しんだ。会場には小児科医や整形外科医、看護師に待機してもらったが、心配していた熱中症や事故もなく、青空の下で無事に催しを終えることが出来た。

会場のSBCびーとるランド君津は施設を貸し切りにした上、バーベキューの具材を提供するなど協力してくださった。また炎天下でバイオリン演奏を披露してくださった東京女子管弦楽団の福元麻理恵さん、ジャグリングのShunjiさん、マジックのマリリンさんなど、たくさんの方々のご協力を得て実施することが出来た。

またこの催しに合わせて、地区環境保全委員会ではカブトムシが大好きなクヌギの苗7本を植樹。参加した子どもが大きくなってこの場所を訪れ、「夏休みに植えたんだよ」と思い出す日がくればいい、という願いを込めた。

参加した子どもたちからは、次のような感想が寄せられた。
「夏休みに雲の研究してるんだけど、今日は見たことがないきれいな雲をたくさん見ることが出来て夏休みの良い思い出になった」
「指をくるくるくるくる回してトンボを捕まえられたのがうれしかった」
「お肉に果物にかき氷、おいしいものたくさん食べれてめっちゃ良かった」

カブトムシが大好きな男の子からは、「普段は見られないような貴重なカブトムシをたくさん見ることが出来たけど、皆さんやたらめったらカブトムシを取らないでください。自然の中で生きさせてください」という自然を大切にする思いが込もったコメントもあった。

後日、児童養護施設などから子どもたちが喜んで帰ってきた様子の報告があり、また子どもたちにとって夏休みの良い思い出になったとの感謝の手紙も頂いた。私たちメンバーにとっても、たくさんの貴重なものを得たイベントとなった。

2023.09更新(330-A地区ガバナー/阿部かな子<東京ピース ライオンズクラブ>)