投稿リポート
大阪・関西万博開催記念
「天王寺しだれ桜」贈呈式
335複合地区(関西)
#人道支援

大阪・関西万博の半世紀ぶりの開催を記念して、335複合地区(関西)は3月24日、京都の庭師・北山安夫氏の指揮の下、天王寺公園にある市立美術館横にシダレザクラを植樹した。
樹齢70年、高さ8メートルのこの桜を「天王寺しだれ桜」と命名。「万博開催とライオンズの貢献がレガシーとしていつまでも語り継がれ、愛される桜に育つように」「大阪・関西の一大スポットとなるように」との思いを込めて、大阪市に寄贈した。
計画当初、建築家・安藤忠雄氏の「桜の植樹を」という提案から、335複合地区として万博会場にぜひとも桜の木を植樹したいと検討した。しかし、専門家である桜守から「夢洲では育たない」との助言があり、万博会場での植樹は断念せざるを得なくなった。
しかし、大阪市内には名所となるような立派なシダレザクラがないことから、これをどうしても実現したいとの思いがあった。夢洲に代わる候補地として大阪中之島公園、梅田グランフロント、天王寺公園などが挙がり、大阪市と協議を重ね、最終的にこの地に植樹し記念碑を建てることとなった。
土盛り工事、桜の運搬・レッカー車など植樹の経費は約1400万円となり、今後5年間の保全管理の費用も335複合地区が全額負担して寄贈する。
6月16日、「天王寺しだれ桜」の贈呈式が開催され、廣田晃一335複合地区ガバナー協議会議長並びに複合地区内の4人の地区ガバナーを始め、ライオンズメンバー約50人が参列する中、記念碑の除幕、贈呈書の進呈、感謝状の受領が行われた。
2025.06更新(ライオン誌日本語版委員/北岸秀規<滋賀県・大津びわこ比叡>)