投稿リポート 今期2度目の
県内一斉清掃活動

今期2度目の県内一斉清掃活動

ライオンズクラブ国際協会332-C地区(宮城県)では今期の遠藤誠地区ガバナーの方針により、県内一斉海岸清掃を実施することになった。地区GST委員会内に実行委員会を立ち上げ、実施場所とする4地区ごとの担当者を決めて計画を進行。昨年11月12日に実施した第1回は、300人が参加して行った。沿岸部は風光明媚な場所が多く、清掃を開始する前には、「ゴミなんてそんなにあるの?」と言う会員が多かったが、終わってみればゴミ袋の山。一同驚くと同時に心地良い疲労感を覚えた。

委員会では続く第2回を4月15日に実施することとし、まずは各地区からポイ捨てゴミの多い箇所に関する情報を収集し、実施場所を選定。今回は気仙沼市大谷地区、石巻市桃の浦地区、仙台市荒浜地区の県道10号線側道、亘理町荒浜地区、七ヶ宿町の七ヶ宿公園の5地区とした。計画は念入りに進めたものの、実施日が近付いてみると天気予報は曇天の模様。役員は気をもみながら前日となり、各地区の担当者が現場の状況で実施を判断し、開始後に雨脚が強まったら中止の号令をかけることにした。

当日は予報通りに灰色の雲に覆われ、ポツリポツリと落ちる雨を気にしながら集合時間を迎えた。集合場所には家族連れを含めて大勢の会員が参集。幸い作業時間中に雨が降ることはなく、それぞれ指定の場所で清掃作業に精を出した。参加者数は気仙沼70人、石巻44人、仙台48人、亘理30人、七ヶ宿19人の計211人となり、大量のゴミを拾うことが出来た。

参加者からは平気でゴミを捨てる人がいることへの驚きの言葉と共に、「捨てさせないための運動もしていかなければ」という意見を出た。また、ゴミを拾ってみて分かったのは、海には漁業関係ゴミ、道路にはドライバーのポイ捨てと思われるゴミが多いこと。我が地区のみならず全国のライオンズが発信して業務ゴミをなくしていけたらよいと考えると共に、今後の更なる取り組みに向けて気持ちを新たにした。今期は2度の実施だったが、県内一斉清掃活動は新年度においても継続的に行っていく予定だ。

2023.05更新(332-C地区GST委員、一斉清掃実行委員長/小野寺淳一)

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