投稿リポート ラグビー少年らと
野菜の収穫を楽しむ

ラグビー少年らと野菜の収穫を楽しむ

郡山ライオンズクラブ(北村義勝会長/27人)は2018年から青少年健全育成を目的に、ラグビーに親しむ子どもたちの交流に寄与する事業に取り組んでいる。地元の郡山少年ラグビースクールへの支援を中心に、福島県内のチームを対象とした郡山ライオンズ杯福島県少年ラグビースクール親善大会も開催している。今年度は11月6日に同大会を行った(2022年12月更新記事)。当初は試合後に豚汁の炊き出しを行い子どもたちに振る舞っていたのだが、近年はコロナ禍により飲食の提供を自粛せざるを得なくなっていた。そこで2021年からはその代わりに、豚汁の材料にしていたクラブ・メンバーの畑の野菜を子どもたちに収穫してもらおうと、郡山少年ラグビースクールの団員とその家族を招いて収穫体験を実施することにした。

2022年11月20日には、ラグビースクールの子どもたちと保護者ら90人、クラブ・メンバーと家族30人が集合。メンバーの降矢敏朗さんの農園で、この日のために育てられたダイコン、ハクサイ、サツマイモ、ブロッコリーの収穫作業に汗を流した。子どもたちは大きく育ったダイコンを土の中から引き抜いたり、サツマイモを掘り出したりする度に歓声を上げた。畑から広場へと野菜を運ぶ作業では、まるで大きなラグビーボールのようなハクサイを、親子が並んで声をかけ合いながら丁寧に受け渡すチームワークの良さも見せた。

今回はコロナの感染状況が比較的落ち着いていたことから、作業後、現地で豚汁や新米のおにぎりの炊き出しをして振る舞った。子どもたちは野外のシートの上で車座になって、温かな食事を味わっていた。最後にラグビースクール団員の代表から「ぼくたちのために大会を開き、また野菜を収穫する貴重な体験もさせていただき、ありがとうございます。これからも練習に励み大きく成長します」と感謝の言葉を贈ってくれた。収穫した野菜は、分配してお土産として持ち帰ってもらった。

2023.01更新(会計/浅倉哲也)