トピックス 第103回国際大会
6月25日ハイライト

第103回国際大会 6月25日ハイライト

国際協会史上初のバーチャル開催となった第103回国際大会が、6月25日朝(米中部夏時間)開幕した。大会登録者だけが入場出来るバーチャル会場には、通常の国際大会と同じように、メインステージや展示ホール、セミナー会場などがあって、それらの会場を自由に行き来しながら好きな行事を視聴出来る。

バーチャル国際大会は国際本部のあるアメリカ中部の夏時間で進行するため、日中の行事は日本の深夜に行われるが、全ての行事は終了後にオンデマンド(録画自由再生)で見られるようになっている。現実の国際大会では多くのプログラムが同時並行で進むので全ての行事を見ることは不可能だが、それが可能になるのはバーチャル大会ならでは。非常に貴重な機会だ。

●展示ホールと各種セミナー
大会開幕と同時に、展示ホールと幅広いテーマが用意されたセミナーがスタート。展示ホールには国際本部各部のブースが設けられ、本部スタッフや他の参加者とのチャットによる交流や、ビデオの閲覧、資料の入手などが出来る。セミナーはビデオによるプレゼンテーション形式で行われ、日本語の字幕を表示させて視聴出来る。25日には八つのセミナーがあり、奉仕事業部スタッフが奉仕活動に役立つ資料や国際協会への報告方法を紹介する「クラブの奉仕効果を高めよう」や、レオ-ライオン国際理事会リエゾンら若いリーダーが自らの経験やリーダーの役割について語る「ライオンズの若手リーダー」の他、「ライオンズ国際交換ピン・クラブ」と「ライオンズ国際切手クラブ」では熱心な収集家たちによるマニアックな発表も興味深いものがあり、幅広い内容の情報や知識を得ることが出来る。

奉仕事業部のブース

●DGEセミナー
国際大会を前に、4月から6月にかけて3日間の第1副地区ガバナー(FVDG)/地区ガバナーエレクト(DGE)セミナーがバーチャルで開かれたが、ガバナー就任前の最後の研修はバーチャル国際大会のプログラムとして行われた。ジュンヨル・チョイ国際会長やLCIFキャンペーン100国際委員長を務める山田實絋元国際会長による講演、国際協会とLCIFの最新情報の発表などがあった。ダグラス・X・アレキサンダー国際第1副会長からは次年度の方針と奉仕に対する情熱、その人となりを示す逸話も紹介され、DGE以外のメンバーも興味深く視聴したことだろう。

濱野雅司グループリーダーと共にオンライン研修中の日本のDGE。セミナーの中では、世界各地で研修に励むDGEの姿が映し出された

●指名委員会
12時(日本時間26日2時)からは、シド・L・スクラッグス指名委員会委員長(元国際会長)の進行で指名委員会が開かれ、本大会で行われる国際役員選挙の候補者が提示された。この委員会を期限とする国際第3副会長と国際理事候補者の立候補取り下げの表明が発表され、その結果、国際第3副会長候補者は8人のうち6人が立候補を取り下げて候補者2人になり、国際理事候補者は定数の17人となった。投票用紙に記載される2021-22年度国際第3副会長と、会則地域5:東洋・東南アジア(OSEAL)の2021~23年国際理事(定員3人)の候補者は次の通り。

▫️2021-22年度国際第3副会長候補者
ファブリシオ・オリヴェイラ(ブラジル/LA複合地区)
ロサニ・T・ヤンケ(ブラジル/LD複合地区)

▫️2021~23年国際理事候補者(OSEAL・定数4人)
Pai Hsiang Fang(台湾/300複合地区)
藏大介(日本/334複合地区)
永田賢司(日本/335複合地区)
Je-Gil Goo(韓国/355複合地区)

国際理事候補者による演説、国際第3副会長による演説とデモンストレーションが行われる「ビジネス・セッション」は、6月26日8時(日本時間22時)から開催。代議員による投票は、日本時間の27日(日)22時に始まり、29日(火)22時に終了する。

※投票に関する情報はこちら
※国際第3副会長候補者のプロフィールはこちら
※国際会則及び付則改正案はこちら

2021.06更新(取材/河村智子)