ライオン誌日本語版2025年春号

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サーバントリーダーシップの概要
○サーバントリーダーとは?
サーバントリーダーは、他者に仕えることに最善を尽くすリーダーの理念また
はスタイルです。リーダーが自己満足のために権力を獲得する、他のトップダウ
ン式のリーダーシップとは異なるスタイルです。ライオンズクラブのモットーで
ある「われわれは奉仕する」は、まさにサーバントリーダーを体現しています。
○サーバントリーダーシップの主要なメリット
多様性:サーバントリーダーシップのアプローチは、ライオンズクラブのように
多様性のある環境で大きな効果を発揮します。サーバントリーダーはクラブの
レベルから理事会に至るまで、組織の一人ひとりのために働きます。サーバン
トリーダーは、チームの結束性を維持しながら、メンバーの多様性を重視する
モデルを作り上げます。
生産性:サーバントリーダーには、周囲の人々の尊敬と信頼が集まるものです。
良好な関係は士気とやる気を高めます。クラブや地区に満足していれば、ライ
オンズの生産性は高まり、結果的に奉仕が強化されることになるのです。
忠誠心:サーバントリーダーは会員のニーズを最優先するため、メンバーが最も
重要な人々となります。ライオンズクラブでの地位とは関わりなく、自分のニー
ズが満たされ、感謝されていると感じた時に、人は強い忠誠心を抱きます。
関与:サーバントリーダーシップでは、あらゆる意見や助言が尊重されます。意
思決定に関わった人々は、ずっ
と参加し続けたいと思うよう
になります。これは特に、ラ
イオンズクラブに新会員が加
わる場合に当てはまります。
私たちはサーバントリーダー
として、クラブの決定に可能
な限り新会員を参加させよう
と努めるべきです。
ロバート議事規則
○会議の議事進行手順
ロバート議事規則は、討論と意思決定を促す基準です。合意された一連のルー
ルがあれば、その手順が長く複雑なように感じられても、会議を円滑に進めるこ
とが出来るようになります。
○会議を円滑に進めるための用語と使い方
動議:新事項の導入や、決定や行動の提案については、メンバーが動議を行う必
要があります。次に、別のメンバーによる動議支持(セカンド)も必要です。
限られた討議の後、グループは動議について投票します。議案の可決には過半
数(または付則に規定の定足数)の賛成票が必要となります。
採決要求:討議を即座に終わらせ
るために、採決要求が提案され、
動議支持が必要となります。採
決を行うかについて直ちに投票
が行われ(更なる討論は認めら
れません)、可決には 3 分の 2 の
賛成票が必要です。通過すると、
討議中の動議の票決が直ちに行
われます。
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2025 年春号
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