ライオン誌日本語版2023年冬号

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- 編集室
Official publication of Lions Clubs International
心をつなぎ、和ませるライオン誌
ライオン誌日本語版委員 金子義人(埼玉県・さいたま南ロイヤル)
EXECUTIVE OFFICERS
President, Brian E. Sheehan, United States;
Immediate Past President Douglas X. Alexander,
United States; First Vice President, Dr. Patti Hill,
Canada; Second Vice President Fabrício Oliveira,
Brazil; Third Vice President A.P. Singh, India.
DIRECTORS
Second Year Directors
Elena Appiani, Italy; K. Vamsidhar Babu, India;
Teresa Dineen, Ireland; Pai-Hsiang Fang, China
Taiwan; Jeffrey R. Gans, United States; Efren
Ginard, Paraguay; Je-Gil Goo, Korea; Mats Granath,
Sweden; Ken Ibarra, United States; Daisuke Kura,
Japan; Dr. Vinod Kumar Ladia, India; Kenji Nagata,
Japan; Dr. Dianne J. Pitts, United States; Allen
Snider, Canada; Ernesto Tijerina; deb Weaverling,
United States; John W. Youney, United States.
First Year Directors
Ben Apeland, United States; Jitendra Kumar Singh
Chauhan, India; Barbara Grewe, Germany; Jeff
Changwei Huang, China; Tim Irvine, Australia; Ron
Keller, United States; Gye Oh Lee, Korea; Robert
K.Y. Lee, United States; R. Mathanagopal, India;
Manoel Messias Mello, Brazil; Jay Moughon, United
States; Chizuko Nagasawa, Japan; Dr. Ahmed
Salem, Egypt; Samir Abou Samra, Lebanon; Pirkko
Vihavainen, Finland; Jürg Vogt, Switzerland; Lee
Vrieze, United States.
Lions Clubs International Headquarters
300 W 22ND STREET OAK BROOK IL 60523-8842 USA
TEL.(630)571-5466 FAX.(630)571-8890
Website: lionsclubs.org
一般社団法人日本ライオンズ
PR・マーケティング委員会
委 員 長 古 川 隆(337複合地区元議長)
副委員長 増 澤 義 治(334複合地区議長)
一般社団法人日本ライオンズ
〒104-0031東京都中央区京橋1-2-4 八重洲ノリオビル5階
TEL.(03)6262-1263 FAX.(03)3241-4388
Website: lionsclubs.or.jp
ライオンズクラブ国際協会の公式出版物であるライオ
ン誌は、国際理事会の認可を得て次の19カ国語で発
行される -- 英語、スペイン語、日本語、フランス語、
スウェーデン語、イタリア語、ドイツ語、フィンラン
ド語、韓国語、ポルトガル語、オランダ語、デンマー
ク語、中国語、ギリシャ語、ノルウェー語、トルコ
語、タイ語、ネパール語、ヒンディ語
ライオン誌日本語版委員会
国際理事 藏 大 介
国際理事 永 田 賢 司
国際理事 長澤千鶴子
委 員 長 玉 浦 巖(336複合地区)
編 集 長 飯 田 重 光(334複合地区)
委 員 金 子 義 人(330複合地区)
委 員 本 所 光 男(331複合地区)
委 員 藤 谷 文 雄(332複合地区)
委 員 矢 内 久 男(333複合地区)
委 員 堀 口 清 隆(335複合地区)
委 員 冨 永 健 司(337複合地区)
ライオン誌日本語版
TEL.(03)6674-8777 FAX.(03)6674-8781
E-mail. edit@thelion.jp
Website: thelion-mag.jp
この3年間は、コロ
各クラブとも従来の活動を取り戻しつつ
ナ禍のために全ての物
あることが明るいニュースです。ライオン
事が低迷し、世の中を
誌で取り上げたクラブの活動が刺激となり、
以前の状態に戻すため
活性化につながれば良いと思います。
に、どれだけの時間を要するか分かりませ
現在のライオンズクラブの活動は国際会
ん。国際大会を始めライオンズクラブの諸
長の方針と地区ガバナーの方針により決ま
行事も多くが中止・延期され、マスク越し
りますが、毎年異なるガバナーが異なる方
の会話は人と人との関係を希薄にしたよう
針を打ち出すため、一貫性という点で問題
に感じます。
があるように思えます。
このような時だからこそお互いの心をつ
今後も一本芯の通った活動を行い、社会
なぎ、また、和ませるライオン誌の重要性
に必要とされるためには、各クラブで継続
が高まっています。
事業を再考する必要があると考えます。
ライオン誌への思い
ライオン誌日本語版委員 本所光男(北海道・室蘭東)
入会32年目にして、
した。3年ぶりの開催でしたが、すばらし
初めて委員の重責を担
いフォーラムでした。閉会式では登録者数
うことになりました。
2万2173人と発表があり、また、2025年
私はこれまでライオン
の第62回オセアル・フォーラムの開催地
誌のほとんどのページを熟読し、クラブ活
が北海道札幌市に決定し、我々北海道から
動や運営に生かしてきました。その編集に
の参加者は歓喜に包まれました。札幌フォ
携わる使命感を強く感じています。委員会
ーラムの委員長を務める鶴嶋浩二元331複
ではさまざまな論議を重ね、内容の濃い記
合地区議長の目には光るものが見えました。
事を届けられるよう努めています。ぜひラ
日本の五大都市の一つ、札幌市では41年
イオン誌の熟読と活用をお願いします。
ぶりとなるフォーラムの成功に向け、幕が
さて、11月24∼27日、第59回オセア
ル・フォーラムが韓国の済州市で開かれま
上がりました。2025年、札幌市でお会い
しましょう。
思いやりの心
ライオン誌日本語版委員 藤谷文雄(秋田県・大曲)
長引くコロナ禍の中
は損」という価値感が固定化され、他者と
で気候変動やロシアの
共に生きる存在である人としての本能が抑
ウクライナ侵攻等によ
制されているように思われます。
り、奉仕の形や経済活
日頃意識しなかった他者とのつながりの
動も変化していますが、ともすれば忘れが
中に自己を見つめ直しながら、一日のある
ちだった大切なものに気付かせてくれるき
瞬間だけでも利他的に生きる。利他の実践
っかけにもなりました。このような中「利
にはさまざまな方法がありますが、いつで
他」の考え方が世界中で注目されています。
も、どこでも、誰でも出来ることは、誰か
仏教の教えに「忘己利他」があり、天台
に温かい言葉をかける、話を聞いてあげる
宗の開祖、仏教大師最澄は「己を忘れて他
といった、ごく素朴で日常的な行動です。
を利するは慈悲の極みなり」と説いていま
周りの誰かに温かい言葉をかけてみません
す。しかし今日、「他者のことを考えるの
か?
LION 2023年冬号
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