ライオン誌日本語版2021年11・12月号

- ページ: 17
- 国際協会指定記事
国際会長メッセージ
帰属意識を贈り物に
ライオンズの皆さんへ たちはよく、協力して取り組むことの大切さを口にします。個人 としてよりも、クラブとして取り組む方が強くなれることを知っ ています。ライオンズ・メンバーになった時、私は自分よりも大
私
Douglas X. Alexander
Lions Clubs International President
きな何かに加わったことを実感し、誇りと喜びを感じたものです。それは私 の生涯をかける仕事であると自然に思えたし、したかった全ての善行に目的 と方向を与えてくれました。 そして更に、私が何を与えてもらったと皆さんは思いますか? それは新 しい形の家族です。 大家族に生まれ、結束の固いコミュニティーの中で育った私は、親しい 人々の大きな輪の中にいることの恩恵をよく知っていました。しかし、家か ら出られないお年寄りに食べ物を届けたり、一人親世帯の様子を見に行った りするうちに、自分にあったようなコミュニティーを持たない人がどれほど 多いかを知りました。そうした経験から、人には食べ物や住まいの他にも必 要なものがあると教わったのです。人々が必要としているのは帰属意識です。 自分は何かの一員なのだという確信です。 そこで皆さんにお願いがあります。支援した相手をクラブに誘うことを考 えてみてください。連れ合いを亡くした人でも、小さい子どものいる家族で も、ライオンズにはあらゆる人々の居場所があります。そして自分を分け与
We Serve.
えることでとても多くのもの、例えば友情、コミュニティー、帰属意識など が返ってくるのだと、人々に分かってもらおうではありませんか。 心を込めて
2021‑22年度国際会長
ダグラス・X・アレキサンダー
17 LION 2021年11・12月号
- ▲TOP