ライオン誌日本語版2019年3・4月号
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- PRESIDENT'S MESSAGE
奉仕の旅路
ライオンズの皆さん、こんにちは!
国際協会指定記事
Lions Clubs International President
Gudrun Yngvadottir
私
たちはライオンズクラブに入会した時に、誰もが奉仕の旅へと一歩を踏み出 しました。その道中では思いやりを分かち合い、それぞれの地域社会に希望 をもたらし、人々の暮らしを改善し、自分自身の人生を変えています。
しかし多くの点で、奉仕それ自体が旅路であるとも言えるでしょう。奉仕とは、一日
で成るものではありません。また、事業の完了と共に終わるものでもありません。それ は計画・実行・評価・改善の繰り返しであり、だからこそ、私たちは各自の活動を進化 させ、奉仕の能力を高め続けることが出来るのです。 奉仕事業に取り組む時、私たちはまず解決すべき問題について学びます。例えば、地 元で多くの人が糖尿病で苦しんでいる、地域住民の一部が医療を必要としている、など の問題です。その上で、私たちはどうすればライオンズクラブが役に立てるかを考え始 めます。調査を行い、その問題について詳しい人々に話を聞き、行く手に待ち受けるニ ーズや障害に対する知識を深めます。これが実行に移る前の計画段階です。この段階を 踏むことで、私たちが行う奉仕の質は大いに高まります。深めた知識を元に周到に準備 することで、より効果の高い結果を得られるようになるからです。 活動を報告して過程から結果までのストーリーを分かち合うことも、前進を続けるた めの重要な要素です。他者に奉仕のストーリーを伝えれば、彼らはそれに触発されて、 皆さんの活動を支持してくれるようになるでしょう。中には、奉仕に参加してくれる人 もいるかもしれません。 全てのライオンが、同じ奉仕の旅路をたどっていることを忘れないでください。私た ちは皆、「世界をより良いものにする」という一つのゴールを目指しています。しかし、 そこに至るまでの道筋は一つとして同じものはありません。そして、旅の行程は目的地 と全く同じように重要です。皆さんはどんな道を進んでいますか? 心を込めて
2018-19年度国際会長
グドラン・イ ングバ ドター
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LION 2019年3・4月号
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