ライオン誌日本語版2019年1・2月号

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- PRESIDENT'S MESSAGE
ライオンズの心
ライオンズの皆さん、こんにちは!
国際協会指定記事
Lions Clubs International President
Gudrun Yngvadottir
私
にとって家族はとても大切なものです。アメリカ・ラスベガスで開かれた国 際大会で国際会長に就任した時には家族と一緒にステージに上がりましたし、 さまざまな行事の席でも孫娘を話題にしたりしています。皆さんもお気付き
のことでしょう。 ライオンズの世界はあらゆる家族にとって最適の場所であると、私は考えています。 自分がライオンズの活動を実践することで、恵まれない人々への思いやりを子どもたち に教えることが出来ます。これほど優れた方法が他にあるでしょうか? 私はこれまで に、奉仕することを家の伝統として据えているたくさんの家族と出会ってきました。彼 らは同じクラブで3世代、4世代にもわたり奉仕を続けています。 もちろん、誰もが奉仕の心を持った家庭に生まれるわけではありません。それでも私 たちがライオンズに加わったのは、それぞれの心の中に、自分を奉仕へと駆り立てる何 かを見いだしたからです。この何かは、親から受け継いだDNAに由来するものではあ りません。しかし全てのライオンズが、等しく心に宿しているものです。 これは私たちを結びつける「心の遺伝子」です。この遺伝子はライオンズをつなぐ共 通の価値観であり、私たちのような普通の人々が行動を起こせば世界を変えられる、と いう信念です。私たちは誰かがやってくれるのを待つのではなく、自分たちで動き出し ます。 万人のために明るい未来を目指して計画し、奉仕し、力を合わせます。それが ライオンズ・ファミリーというものです。 ライオンであることに欠かせない友情をいつも忘れないでいてください。友情をもっ て、新会員をクラブの一員としてではなく、家族の一人として迎え入れるようにしてく ださい。ライオンズクラブという家族は、私たちが自らの手で、奉仕への愛を持つ「心 の遺伝子」でつながった人々と作り上げてきたものです。そして究極的にはこの家族こ そ、生涯にわたり私たちを支えてくれる絆なのではないでしょうか。 心を込めて
2018-19年度国際会長
グドラン・イ ングバ ドター
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LION 2019年1・2月号
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