ライオン誌日本語版2017年10月号

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- 国際協会指定記事
PRESIDENT'S MESSAGE
必要なのは一人ひと り のラ イ オニズム
多くを体験し、多くを目にした盛りだくさ んのバカンスを過ごしたことがありますか?
Dr. Naresh Aggawal
Lions Clubs International President
シカゴ大会では奉仕の100年を記念し、今 後数年間の進路を決めました。私たちは今後、 視力に関する伝統的な奉仕を続ける一方で、 飢餓、環境、小児がん、糖尿病にも重点的に 頂ければ幸いです。いえ、皆さんの貢献が必 要なのです。 「ウィ・サーブ」を推進して頂いていること に、感謝します。例会に出席すること、資金 獲得事業でパンケーキを裏返すこと、中古眼 鏡を収集することなど、ライオンとしての行 動はいずれもかけがえのないものです。「あ なたが出来なくて、私に出来ることがありま す。私が出来なくて、あなたに出来ることが あります。だから、一緒に行えばすばらしい ことが出来るのです」というマザー・テレサ の言葉のように。 従って、シカゴに来ることの出来なかった 皆さんは、ライオンとして何をしているかを 確かめさせてください。「ウィ・サーブ」の 受益者は、毎年合わせて1億人を超えていま す。これも驚くべき数字ですが、別の数字に も目を向けてみましょう。今年度、私が心か ら願うのは、140万人のライオンたち全員が 奉仕することです。ライオン一人ひとりに、 多少ともライオニズムを発揮して頂く必要が あるのです。
帰宅した時には、家族や友人に全てを話した いと思うでしょう。しかし、細部まで詳しく 生まれ変わったような気持ちさえ、正確に伝 えるのは難しいものです。自分の体験や驚き を、言葉で語り尽くすことなど出来ないから です。 私も今、同じようなもどかしさを感じてい ます。アメリカ・シカゴで開催された100周年 国際大会とそのすばらしさを言葉にしてお伝 えしたいのですが、実感出来るのはその場に 立ち会った人だけでしょう。この祝福の集い には、世界の至る所からライオンたちが参加 しました。ライオンズのこの普遍性は、記憶 に留めるべき重要な点です。さまざまな地域 に暮らす私たちが、一つの場所で共に1週間 を過ごしたのです。 それは本当に心の躍るものでした。フロア を歩いていても、エレベーターに乗っていて も、自分を囲んでいるのは世界中からやって 来たライオンたちです。そして見知らぬ人同 士でもすぐに友達になれるのです。私たちを 結ぶ奉仕の絆は、文化・習慣・言葉の明らかな 違いを超えて、ライオンズ・メンバーが直ち に仲間意識を持てるようにしています。 国際大会への出席者はまた、ライオンであ ることの喜びを再確認出来ます。世界を住み よくしている地球規模の奉仕組織の一員とし て、視力保護、食料支援、環境改善のために 役立てるのは、どれほどすばらしいことでし ょう。
物語ることはもちろん、自分の感じた興奮や、 取り組んでいきます。大小を問わず、ご協力
2017-18年度国際会長
ナ レシ ュ ・ ア ガワ ル
※ 「国際会長メッセージ」 の原文は国際協会公式サイトに掲載されています http://www.lionsclubs.org/EN/who-we-are/our-leaders/presidents-message.php
LION 2017年10月号
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