投稿リポート 環境保全の大切さ学ぶ
ほたる観賞会

環境保全の大切さ学ぶほたる観賞会

弘前チェリー ライオンズクラブ(45人)は環境保全と青少年健全育成を目的として、去る7月12日に「ほたる観賞会」を開催した。会場は弘前市小沢地区にある「ホタル池」で、昨年初めて取り組んだ企画が好評を博したことから2回目の開催となった。昨年に続き多くの参加者を迎え、地域に根差した活動として大きな広がりを見せている。

今回も会場周辺にある小学校に広く案内を配布したところ、子どもだけで100人超、保護者を含め150人以上が足を運んでくれた。参加した多くの家族連れにとって、親子で自然の大切さを学びながら地域のつながりを深める時間となっている。「初めてホタルを見た」という子どもや保護者も多く、幻想的に飛び交うホタルの姿に歓声と感動の声が上がっていた。

観賞の前には、クラブ会員による「ホタル保護クイズ」を実施した。ホタルの生態や環境保全の大切さをクイズ形式で学ぶことにより、子どもたちは楽しみながら自然との関わり方を知ることが出来る。遊びや体験の中に学びを取り入れることで、環境教育の一環としても意義深い取り組みとなったと感じている。その後は辺りが暗くなるのを待ち、参加者全員でホタルの光を楽しんだ。今年は昨年よりも多くのホタルが飛び交い、池の周囲は一層幻想的な雰囲気に包まれた。

私たちライオンズクラブの願いは、年に一度の観賞会だけにとどまらず、自然環境を守り次世代につなげていくことだ。そのため、来年以降はホタル池の保全活動を更に強化し、ホタルの幼虫が育つために欠かせないカワニナの放流を計画している。これにより、より多くのホタルが舞う環境を整え、地域全体で自然保護に取り組んでいきたいと考えている。

今回の観賞会は単なるレクリエーションではなく、地域の子どもたちにとって「自然と共生することの大切さ」を実感する機会となった。そしてまた、親子や地域の人々が一堂に会することで、コミュニティーの絆を深める貴重な時間ともなった。弘前チェリー ライオンズクラブは今後も、環境保全と青少年育成を柱に、地域の未来を明るく照らす活動を続けていきたい。

2025.09更新(会長/小原さくら)