投稿リポート
海の生態を学ぶ
バックヤードツアー
静岡県・下田ライオンズクラブ
#青少年支援

3月9日、下田ライオンズクラブ(渡邉大輔会長/41人)は、下田海中水族館のバックヤードツアーを主催した。
下田市と南伊豆町の3歳から12歳(小学6年生)までの子どもたちを対象に参加者を募集し、応募者100人以上の中から抽選で児童と保護者60人に参加してもらった。バックヤードツアーは各1時間、4グループに分けて行い、ツアーの開始前にはメンバーと参加者で水族館横の海岸清掃を行った。
当クラブでは青少年育成事業としてヨット乗船体験を行っていたが、ヨットを所有するメンバーの高齢化により継続が困難になった。それに代わる新たな事業として企画したのが、このバックヤードツアーだ。水族館がある市町村は全国的に見ても多くはなく、地元にあるすばらしい学びの場で、子どもたちに海の生態系などについて幅広く知ってもらおうと企画。今回で3回目の開催だが、毎年多くの募集があり好評をいただいている。
ツアーでは水族館の飼育員から珍しいサメやカメの生態について説明を受け、生まれたばかりの子ガメを観察し、イルカの調餌場も見学した。参加した児童の一人は「サメの標本を実際に触ってみて、鋭い歯に驚いた」と教えてくれた。興奮した様子で観察する子どもたちの姿が印象的だった。ツアー終了後、水族館への入園券を渡すと、子どもたちは元気に入場していった。
2025.05更新(幹事/杉本龍重)