投稿リポート マニラ版こども食堂

マニラ版こども食堂

第60回東洋東南アジア・ライオンズ(OSEAL)フォーラムが11月2~5日にフィリピン・マニラで開催され、姫路大手前ライオンズクラブ(坂上功治会長/68人)からは335-D地区役員を含む10人が参加した。準備段階で、現地の貧困地域に暮らす子どもたちに弁当を配布する緊急奉仕活動の話が持ち上がり、地元の諸団体と連絡を図り、彼らの全面協力の下で計画を進めた。

OSEALフォーラムの公式行事に参加する傍ら、11月4日に社会奉仕団体・国際キワニスのマニラ地区のメンバーと、同国タール市のゼンスキー市議会議員と合流し、マニラ近郊にあるラグーナという町へ移動した。公共の広場で子どもたち160人以上に弁当や菓子などを配布した他、大気汚染により呼吸器疾患を患う子も少なくないと聞いたことから家庭用酸素発生器15台を寄贈した。弁当の中身はフライドチキンとパスタ、野菜サラダの盛り合わせ。ライオンズメンバーも一緒に、青空の下でランチタイムとなった。いわばマニラ版こども食堂。突然の来訪に驚いていた子どもたちも次第に打ち解け、我々を囲んで笑顔と歓声に沸いた。途中、フィリピンの国民的ファストフード店ジョリビーの大人気マスコットも登場。10分間のダンシングショーで軽やかなステップを披露し、子どもたちは大興奮。中には踊りだす子も居た。ダンスの後はハグをしたり、ハイタッチをしたり、写真を撮ったり。短時間ではあったが、とても楽しい時間を共有した。メンバー一同、奉仕する喜びと感動を新たにする経験となった。

160人以上の子どもたちを複数の貧困地域からマイクロバスで送迎するなど多大な尽力を賜ったキワニスのメンバーに、心から感謝申し上げる。

2023.12更新(幹事/林真司)

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