投稿リポート レオと養護施設児童の
合同キャンプ

レオと養護施設児童の合同キャンプ

10月14、15日、長野市戸隠キャンプ場で「長野日大学園レオクラブ・三帰寮合同キャンプ」が開催された。これは長野日大学園レオクラブが主体となって、児童養護施設・三帰寮の子どもたちとの合同キャンプを企画・運営し、同レオクラブのスポンサーである長野みすずライオンズクラブ(西澤裕美子会長/121人)がその機会を提供・支援するもの。このキャンプを通じてレオメンバーと三帰寮の子ども双方が共に親睦を深め、思い出に残る行事を作り上げ、経験を培うのが目的だ。

キャンプには、三帰寮から48人、レオメンバー10人、長野みすずライオンズクラブのメンバー26人の合計84人が参加した。「入村式」での自己紹介では、参加者全員が自分のニックネームや、趣味、好きなことなど自由に発言し、子どもたちは少し照れながらも大きな声を出して緊張をほぐしていた。ライオンズのメンバーが草の上に大きなブルーシートを敷くと、三帰寮の子どもたちは早速靴を脱いで上がり、戸隠山麓の澄んだ空気を満喫しながら飛び跳ね、走り回っていた。また、長野県ボッチャ協会の協力の下でボッチャ大会を開催。大人と子どもの混合チームによる対抗戦で、白熱した試合となった。最初の頃の緊張はわずかな時間ですっかり消えて、全員に笑顔があふれていた。

夕食はライオンズのメンバーがバーベキューとカレーを作って給仕も務め、子どもたちにおなかいっぱい食べてもらった。何度もおかわりをする子どもたちの様子を見て、準備段階から2時間弱立ちっぱなしだったメンバーの疲れも吹き飛んだ。夕食後は星空の下でキャンプファイアと花火を行い、暗闇の中で火を通じた学習をしてもらった。

始まる前は天候が心配されていたが、子どもたちが寝静まるまでは天気に恵まれ、深夜から朝方にかけて皆の熱を冷ますような雨が降った。翌日の朝食時にはまた好天となり、全ての計画を予定通りに実行出来た。2日間の限られた時間だったが、子どもたちは明るい笑顔で交流を深め、参加した全員が楽しい時間を過ごすことが出来た。
 
2023.11更新(マーケティング・コミュニケーション委員長/鹿熊崇)