投稿リポート 小・中学生の星空観賞会

小・中学生の星空観賞会

取手ライオンズクラブ(小林秀幸会長/86人)は今年度、結成55周年を迎えた。ようやくコロナ禍が明けた今、会長スローガン「奏でよう♪ 情熱と思いやりのハーモニー!!」を胸に、対面型の記念事業を複数企画し、特に子どもたちにいろいろな楽しみや発見を与えたいと考えている。

8月11日、その一つとして「星空観賞会」を開催した。会場は、取手市にある聖徳大学附属取手聖徳女子中学校・高等学校の校庭だ。都会では見ることが出来ない星も、ここではたくさん見える。小林会長の「もっとみんなで夜空を見上げよう!」という呼びかけに、550人を超える市内の小・中学生と保護者が集まった。

会場では夜空を見上げながら、巨大スクリーンで夏の大三角形やペルセウス座流星群の説明や、星座にまつわる神話などのレクチャーが行われた。講師に迎えたのは、「スペースライダー」と呼ばれている理学博士の黒田武史先生。夜空にサーチライトを照射して星座の場所をしっかりと確認し、黒田先生が夏の星空を分かりやすく説明すると、子どもたちからは驚嘆と喜びの歓声が沸き起こった。翌12日夜から13日深夜にかけてペルセウス座流星群が見られるという説明があった際には、流れ星に願いをかける練習もした。子どもたちから「ゲーム機が欲しい」「受験合格」などさまざまな願いごとが飛び交う中、小林会長は「We Serve!」と3回のかけ声。その姿に感銘を受けた。

星空観賞会閉会後にも子どもたちは黒田先生の前に行列を作ってたくさんの質問を投げかけるほど、とても楽しい時間を共有した。コロナ禍前は当たり前だった対面型の活動のすばらしさ。子どもたちに地元取手の魅力の一つを伝えることが出来た一日となった。
 
2023.08更新(幹事/関口和寿)