投稿リポート 小学校のスナッグゴルフ・
チームを支援

小学校のスナッグゴルフ・チームを支援
2022年第19回JGTO全国大会で第3位の成績を収めた大宮小チームと監督・コーチ(共に常陸大宮ライオンズクラブ会員)

今年で結成55周年を迎えた私たち常陸大宮ライオンズクラブ(萩野谷勉会長/29人)は、10年前からスナッグゴルフ(*)に打ち込む小学生の支援・協力に取り組んでいる。近年はこの活動に特に力を入れ、常陸大宮市教育委員会に協賛して、スナッグゴルフ関係の資金援助や市の大会への協力を行っている。

中でも市立大宮小学校のチームに対しては、当クラブ会員の平野啓太郎さんが監督、私・栗田裕がコーチとして指導に当たり、年々成果を上げてきた。練習は、那珂カントリー俱楽部のジェネラルエリア(コース全体からティーイングエリア、バンカー、ペナルティーエリア、パッティンググリーンを除いたエリア)を借り、大宮小と大宮西小の保護者が中心となって放課後や土日に行っている。また、地元の大会ではクラブ三役を始めとする他の会員も運営に協力する。

2023年JGTO大会茨城県予選会で前回優勝の大宮小チームの選手が選手宣誓

大宮小チームは、スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会に、9年連続9回の出場を果たしている。今年7月16日に福島県西郷村で行われた第20回大会では第3位となり、来年のシード権を獲得した。過去には、2022年に第3位、2021年に優勝と好成績を収め(2020年は中止)、第2位だった2019年には、日本代表として韓国の仁川で開かれた韓日スナッグゴルフ交流戦に出場した。笠間市長杯スナッグゴルフ大会など地元の大会にも参加し、これらの実績に対して常陸大宮市から、2019年には市教育長賞並びに常陸大宮大賞、2021年に市教育長賞が贈られた。

JGTOカップは6月に県予選、7月に全国大会があり、大宮小チームはそれに向けて、新年度の4月から新チームでの練習を開始する。その後も、静ヒルズ親子大会や常陸大宮市スナッグゴルフ大会などに向けての練習があり、監督とコーチの2人で年間を通じて支援に当たっている。

大宮小チームの練習風景(那珂カントリー倶楽部・東コース)

毎年3月に行われる常陸大宮市スナッグゴルフ大会は、6年生にとってはそれまでの経験の集大成になる大会だ。スコアや順位も重要だが、それ以上に貴重な子どもたちの成長を感じ取れる場となる。個々のプレーに一喜一憂していた無邪気な姿は影を潜め、スナッグゴルフを通して身に着けたスポーツマンシップや礼儀、下級生に対しての思いやりなど、見違えるように成長した子どもたちの姿を目にすると、とても頼もしく思える。

この支援活動では、青少年健全育成事業の一環として「次世代を担う人材育成」を目指しており、いずれは常陸大宮市から有望なプロゴルファーが現れてくれたらと願っている。また、子どもたちがスナッグゴルフを通じて地元の魅力を知ることで、進学などでいったん離れてもまた戻って来てくれると期待している。私たち常陸大宮ライオンズクラブは「We Serve」の精神の下、これからも小学生選手の支援・協力を続けていきたい。

2023.08更新(第2副会長/栗田裕)

*スナッグゴルフ=2001年にアメリカのプロゴルファーによって開発されたスポーツで、子どもや初心者でも簡単にゴルフの基本を学ぶことが出来る。スナッグ(SNAG) は「Starting New At Golf(ゴルフを始めるために)」の頭文字を採った造語