投稿リポート モルックで広げたい
交流の輪

モルックで広げたい交流の輪

木工の町・福岡県大川市では2022年から「モルック」による多世代交流、健康増進などの取り組みを進めている。モルックとは、1~12本の木製ピンに木製の棒を当てて倒し得点を競う、フィンランド発祥のレクリエーション・スポーツである。

大川ライオンズクラブ(納戸教光2022-23年度会長/51人)はこれに賛同し、市内の小学校8校、中学校2校、高校1校、大学1校にモルック一式を2セットずつ寄贈し、5月22日に木室小学校で贈呈式を行った。寄贈したモルックは、家具資材加工業に携わるメンバーが制作したもの。贈呈式では納戸会長から「木に触れることの大切さや思いやりとルールの大切さを学び、みんなで楽しく遊んでください」と呼びかけ、児童からは「家族で大会に出たい」「たくさん練習したい。ありがとう」など感謝の言葉をもらった。

その後6月4日には大川市教育委員会の協力の下、大川中央公園グラウンドでモルック交流大会を開いた。開会式で小学生が元気に選手宣誓を行った後、市内の全小・中・高・大学各校と大川ライオンズクラブのチーム、合わせて28チーム115人が対戦し、楽しく交流した。参加者は声をかけ合いながら競技に取り組み、狙いどおりのプレーが出来ると大きな歓声を上げていた。対戦後、小学生の部と中学生以上の部の1位から3位に賞品を贈った。

モルックは子どもも高齢者も、障がいのある人も同じフィールドで楽しめるスポーツ。今後も市内外を問わず交流を広げていきたい。当クラブでは他にも、献血事業や小児がんの子どもを守るレモネードスタンド事業、早朝清掃活動などを行っており、地域のイベントにも積極的に参加している。 

2023.07更新(2023-24年度会計/内藤妙子)