投稿リポート 障害者施設利用者らを
ミカン狩りに招待

障害者施設利用者らをミカン狩りに招待

宇和島ライオンズクラブ(住田富重会長/33人)は11月26日、宇和島市吉田町の(有)南四国ファーム・土山農園にて、第44回施設招待ミカン狩りを開催した。心配された雨も朝には上がり、実施することが出来た。平成30年7月豪雨(西日本豪雨)でこれまでお世話になっていた赤松農園が被災してしまい、令和2年・令和3年もコロナ禍で中止となったので、5年ぶりの開催である。

まだコロナが収束していないため、今回は弁当は食べず、ミカン狩りのみとなった。(社)宇和島市社会福祉協議会障害児通園施設あけぼの園から21人、多機能型事業所たんぽぽスマイルから28人、当クラブ・メンバー15人の総勢64人が参加し、12時にスタート。住田会長のあいさつに続いて、農園の土山さんからおいしいミカンの選び方や、実の摘み方、その他諸注意の説明を受けて、いよいよミカン狩りだ。食べるのに夢中な人、袋に一生懸命ミカンを詰め込む人など、それぞれに楽しんでいた。「おいしーい」「こっちの方がおいしい!」「もっと上のミカンを取って!」などのにぎやかな声、子どもたちの走り回る姿、みんなの笑顔。子どもたちと保護者、施設の利用者さんと職員、友達同士など、仲良く一緒にミカンを収穫する様子を見て、私たちもうれしくなった。

イベントの案内を渡した際には、施設の職員さんから「やっとミカン狩りが出来てうれしい。待ってました」といった言葉を頂き、本当に企画してよかったと思った。コロナ禍でじかに人と関わる機会が少なくなっているが、直接会って、顔を見て、触れ合うのは大切なことだと改めて感じた。閉会のあいさつの後、最後に土産の菓子を配って、ミカン狩りは無事に終了した。

2022.12更新(青少年・LCIF・ライオンズクエスト委員長/浅田美幸)