投稿リポート 共生社会の実現に向けて
ボッチャ交流大会開催

共生社会の実現に向けて ボッチャ交流大会開催

福井九頭竜ライオンズクラブ(戸川智貴会長/57人)は2021年12月12日、福井県営体育館にて、「2021年度 福井九頭竜ライオンズクラブ杯ボッチャ交流大会」を主催した。東京パラリンピックの正式種目として注目を集めた「ボッチャ」はヨーロッパ発祥の障害者スポーツで、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに向かって各チームが交互に赤・青6球ずつのボールを投げたり、転がしたりして、目標球にいかに近づけられるかを競う競技である。障害の重度軽度にかかわらず一緒に競い合える障害者スポーツとして福井県内でも広がりを見せており、更に多くの方に知ってもらいたいと考えている。

今回は「ボッチャ競技の普及と共生社会の実現」を趣旨とし、障害の有無、老若男女を問わず誰もが参加出来る大会とした。健常者・障がい者3人による混合チーム16組がトーナメント方式で対戦し、勝ち上がった4チームが決勝リーグへ進む。昨年よりも参加チーム数を大幅に増やしたことで大盛況となり、前日の準備も含め2日間にわたる奉仕活動となった。

競技中の真剣なまなざし、仲間を応援する姿など、さまざまな場面で参加者のとても豊かな表情が見られた。携わった全員にとって大変有意義な一日になったと思う。福井県ボッチャ協会からは、「次回は更に規模を拡大し、ボッチャ東京カップの福井県予選として開催したい」との要望を受けている。またボランティアとして参加した社会人や学生の方々からは「障がい者スポーツにとても興味が持てた」「次回は競技に参加してみたい」など、うれしい言葉も頂いた。

今回は新型コロナの感染対策に十分に留意し、無事に開催出来たことをうれしく思っている。今後も共生社会の実現に向けて、ボッチャの普及・浸透を通じた支援をクラブ・メンバー全員で継続していきたい。

2022.03更新(障がい者福祉・地域社会奉仕副委員長/寺井峰夫)