投稿リポート ポートアイランドで
初の奉仕活動

ポートアイランドで初の奉仕活動

兵庫県神戸市の神戸港にあるポートアイランドは1981年に完成した人工島だ。1960年代後半から須磨区にあった高倉山から採取された土砂や建設残土などを利用して15年かけて作られた。「山、海に行く」というポートアイランドのキャッチコピーは当時の市民に広く浸透し、開港に合わせて開催されたポートピア’81(神戸ポートアイランド博覧会)には1600万人以上が来場した。

神戸みなとライオンズクラブ(大島良彦会長/39人)の事務局が入っている東神戸合同事務局もポートアイランドにあり、例会もポートアイランドのホテルを利用するなど関係が深い。だが、今までこのポートアイランドでの奉仕活動を実施したことはなかった。

今期、335-A地区(兵庫県東部)の重点施策で10月が「山、川、海一斉清掃強化月間」とされ、清掃事業が推奨されていた。そこで大島会長の発案で、ポートアイランドを対象とした清掃事業の実施を決めた。

実施は10月24日。島の中心にある市民広場に集合し、メンバーは2グループに分かれてホテル周辺から住宅地域、そして港湾道路から岸壁までのおよそ1kmを清掃。約1時間30分かけて道路に捨てられているゴミを拾い集めた。

住宅地域のゴミは少なかった。住民の方がこまめに掃除をされているのであろう。だが、港湾道路にはタバコや空き缶が数多く捨てられていた。このようなゴミが風に流されて海に落ちると、海洋汚染へとつながってしまう。今回、実施してみて、こうした清掃活動もSDGsの目標の一つである「海の豊かさを守ろう」に寄与する大切な事業であると実感した。次回は別のルートで計画し、きれいな街づくりに協力していきたい。

2021.10更新(クラブGST<奉仕>コーディネーター/谷垣正彰)