投稿リポート 2度の延期を経て実施した
60周年記念講演

2度の延期を経て実施した60周年記念講演

8月7日、四日市ライオンズクラブ(55人)は日本人初のスペースシャトル搭乗者である宇宙飛行士、毛利衛さんを講師に迎えて結成60周年記念講演を開催。青少年健全育成事業の一環として実施し、市内の小中学生と保護者を中心に約500人が受講した。

当クラブは2019年度に結成60周年を迎え、同年に講演会を行う予定だった。しかし新型コロナウイルスの感染拡大により2度延期。今回は受講人数を収容定員の半分以下にするなど感染予防対策を行った上でようやく実施にこぎつけた。

「宇宙からの贈り物・我々は何故挑戦し続けるのか」と題した講演で毛利さんは「中学時代に聞いたガガーリンの『地球は青かった』という言葉が宇宙に興味を持ったきっかけだ」と話し、宇宙飛行士として1992年と2000年の2回従事されたスペースシャトル・エンデバーでの宇宙ミッション遂行体験や、クルー7人との交流などを映像と共に紹介した。

講演後は会場の小学生らが「シャトルからスペースデブリ(宇宙ゴミ)は見えたか」「宇宙に行く前と後では何か変わったか」など質問が寄せられ、毛利さんは一つひとつに丁寧に答えていた。

当クラブでは、青少年健全育成事業に力を入れており、毎年春には市内の小中高校生の音楽クラブ、吹奏楽部の児童、生徒に大ホールでの演奏機会を提供する「音楽でつながる青少年“夢の祭典”」を開催。またクラブ・メンバーの寄付で市内の全ての公立中学校へ学校図書を寄贈する「ライオン選書」を行っている。

2021.10更新(会長/髙井大輔)