投稿リポート 感謝とエールの
シークレット花火

感謝とエールのシークレット花火

和田山ライオンズクラブ(髙階康史会長/43人)が、ここ朝来市和田山の地に根を下ろして本年で55年目を迎えた。諸先輩方が半世紀以上にわたって奉仕活動を展開してこられた土台の上に我々の英知を重ね合わせて、この55周年を新たなスタートとして活動する予定だった。しかし昨年から猛威を振るっている新型コロナウイルスの影響は大きく、通常の例会も満足に開催出来ず、メンバーにも諦めムードが漂っていた。

そんな中、このコロナ禍でも何か地域を元気にする事業が出来ないかと模索し「シークレット花火」の計画にたどり着いた。打ち上げ時間や場所を予告せずに、花火を上げようという事業だ。しかし花火の打ち上げなど全く経験がないため、夏祭りの花火大会の資料を調べたり、煙火会社の方たちにアドバイスを頂いたりしながら、打ち上げ場所の選定や情報共有を最小限の人に限定しての準備など難しい問題もあったが、一つひとつクリアしていった。そして、ゴールデンウィーク前に臨時理事会を開催。その後全メンバーに告知して承認を得て、当日を迎えるに至った。

最前線でコロナと闘う医療従事者の皆さんへ感謝とエールを!! 感染予防対策をしっかりとしながら、日々の生活を粛々と送る皆さんにエールを!! そんな思いを込めたシークレット花火は、6月12日午後7時50分から8時5分まで15分間にわたり、和田山の夜空を鮮やかに彩った。

祭りやイベントがことごとく中止となり、度重なる自粛要請と相まって気持ちが沈みがちな地元の皆さんに、少しの時間だが癒やしのひと時をお届け出来たものと思う。地域にとっても我々メンバーにとっても、次世代へつなぐ架け橋となる事業であったと確信している。今後も地域に根差した奉仕活動を展開していきたいと、メンバー一同気持ちを新たにした。

↓和田山ライオンズクラブ シークレット花火

2021.06更新(元335-D地区ガバナー・クラブ会計/江草長史)