投稿リポート 2年ぶり開催の
ティーボール大会

2年ぶり開催のティーボール大会

5月15日、上越直江津ライオンズクラブ(山崎敬一会長/13人)は上越市学童野球連盟主催の第2回上越直江津ライオンズクラブ旗争奪ティーボール大会に協賛した。上越市少年野球場で行われたこの大会は小学校3年生以下が参加するもので、当クラブの継続事業である。2019年に第1回を行い、昨年も実施予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止となったため、今回が2年ぶりの開催となった。

ティーボールは、野球とよく似た競技だ。ボールをバットで打ち、塁を回る。しかしピッチャーは存在せず、代わりにティースタンドというボール置き場にセットされたボールを打つ。ボールが動かないので打ちやすく、子どもから高齢者まで幅広い層に楽しまれているスポーツである。野球と同じように攻守を交代し、規定イニング終了時に、得点の多いチームが勝ちとなる。

野球と違うのは、攻撃側の打者全員が打席を終えた時点で攻守交代するルールが存在すること。3アウトで交代するルールもあるが、当クラブの大会では、全員が打席に立てるようにこちらを採用した。普段は上級生の控えに回ることが多い下級生にもスポーツの楽しさを存分に味わってもらいたいという気持ちを込めている。

この日は19チーム、約170人が参加し、総当たり戦で試合が行われた。児童たちは保護者や仲間の応援を受けながら、ライオンズ旗をかけて試合に臨んだ。ボールを遠くに飛ばせた時の楽しそうな声や、大会が終わりメダルを胸に提げて喜んでいる顔が印象的であった。

当クラブでは例年、小学生の陸上競技大会への協賛も行っているが、コロナ禍で昨年度に続き本年度も中止した。他の継続事業やチャリティー事業も中止とせざるを得ない中、感染対策を万全にして実施したこの事業はクラブにとって久しぶりの奉仕活動。子どもたちの楽しそうな様子を見ることが出来、喜ばしい気持ちとなった。

本大会が子どもたちにとってスポーツに興味を持つきっかけとなればと期待している。

2021.06更新(青少年育成委員長/江口武)