ライオン誌日本語版2024年春号

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- しんちょく
日本国内の進
状況
今年度の新クラブ結成数はこれまでのところ 12
(3月11日現在)。目標には大きな隔たりが
ありますが、会員自身が経営する会社の社員を会員とする企業内クラブの結成など、新たな取
り組みも見られます。また、既存のクラブ支部をクラブに変換するケースも例年以上に多く、
新クラブ12クラブ中、7クラブに上っています。支部会員が既に 15人を超えている支部は約
30に上り、今後のクラブ結成において「強み」だと言えるのではないでしょうか。
今期これまでに結成された 12のクラブを紹介すると共に、四つのクラブと一つの支部の結
成ストーリーを紹介します。今後のクラブ結成へのヒントがたくさんあるはずです。
ミッション 1.5 進 状況
けんいん
企業リーダーで地域を牽引
332-A 地区
青森ネクストリーダーライオンズクブラ
私が経営する会社で、これからの社会で必要
とされる企業になるためどうあるべきかを検討
していた時期、ある会員から、新入社員研修で
社員教育のためにライオンズに入会してもらう
ということがあった、という話を聞きました。
考えてみれば、ライオンズの活動は現代社会に
おいて企業経営に必要な ESG
(環境、社会、ガバ
ナンス)を網羅しているわけです。特にガバナ
ンスにおいて、サーバントリーダーの考え方は
まさに社内のリーダー育成は基より社員教育に
は必要な考え方です。環境に関してはパティ・
ヒル国際会長の行動が良き手本であり、社会に
関しては会員の男女比を半々にまで持っていく
というライオンズの考え方は、女性の能力を必
要とする今後の社会を体現しています。
何よりライオンズの魅力は、研修だけではな
く地域で実践するという点です。これはある意
味で、地域の人たちの会員企業に対する見方を
変えることにも通じます。
新クラブの構成については、会員企業の後継
者である子息と彼をサポートする仲間を中心に、
他の若手経営者も入会するというつながりの連
鎖で結成の運びとなりました。クラブ名の通り
次のリーダーとして、地域と会社を牽引するラ
イオンになってもらいたいと思います。
332-A地区ガバナー
大矢進
(青森まほろばライオンズクブラ)
新クラブ
新クラブ支部
結成数
結成数
12
58
解散クラブ
新会員入会数
(チャーターメン
バー、再入会、
転籍含む)
14
5,961
3月11日現在
純増
目標:2.000
1,142
新クラブ結成の経緯と結成への思い
子どもの貧困対策に特化
337-D 地区 沖縄結ライオンズクブラ
沖縄県は県民所得が全国最下位、貧困率は全
国平均の 2倍以上、学力と大学進学率は全国平
均以下。この現状を鑑み、数ある奉仕活動の中
で子どもの貧困問題に特化したクラブ結成を決
意しました。
新クラブはスポンサークラブのある石垣島で
はなく沖縄本島とし、
「沖縄の子どもたちの貧困
問題に特化したクラブ」とコンセプトを明確化。
会費等の見直しを行い、結成予定地域周辺の友
人に声をかけて有志を募り、こまめに勉強会を
重ねた結果、輪が広がって 27人の有志が結集。
新クラブ結成に至りました。
クラブは現在、毎週土曜日にこども食堂と英
会話教室を開催。奉仕活動の内容を明確にした
ことがスムーズに結成出来た理由だと思います。
クラブ名は沖縄の方言で助け合いの心を表す
「ゆ
いまーる」から
「沖縄結
(ゆい)
」としました。今、
何よりも必要な「子どもの貧困対策」を軸とし
日々精進を重ねてまいります。
元337複合地区議長・GATアンバサダー
ラ
識名安信
(八重山ライオンズク
ブ )
LION
2024 年春号 30
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