ライオン誌日本語版2021年9・10月号

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- 奉仕への思い
2021‑22年度国際会長
ダグラス・X・アレキサンダー
ライオンズは一つの家族。奉仕の心という純然たるも のさえあれば誰でも仲間になれる、非常に大きなグロー バルな家族です。これが、私たちの第105代目国際会長 であるダグラス・X・アレキサンダーの気持ちです。そし て、37年もの輝かしいライオン歴があり、兄弟が8人も いる彼ほど、奉仕に尽くす国際的な家族を率いるのにふ さわしい人はいないのではないでしょうか? ニューヨークのブルックリンで生まれ育ったアレキサ ンダー国際会長は、1984年以来、ブルックリン・ベッド フォードスタイベサント ライオンズクラ ブ の会員として地域 社会に奉仕してきました。多くのライオン同様、奉仕に 対する彼の思いは若いころに芽生え始めました。地元の 食料品店で働いていた彼は、勤務時間の合間に地域の 人々を助けたものでした。お金にはなりませんでした が、はるかに価値のあるもの、つまり地域の人々の謝意 と敬意を得ました。最もやりがいを感じたのはこの無私 の奉仕でした。そしてそれが今も彼がしっかりと抱いて いる信念につながっています。見返りを求めることのな い利他的な心からの奉仕は、誰かの人生を変える機会と いう、人類への最大の贈り物です。
ライ オン
アレキサンダーが国際会長職へと歩んできた道のり
は、いろいろな意味で、国際的なビジネスマンとしての 彼の成功をそのまま映し出しています。銀行の出納係と して金融業界でのキャリアを積み始めた彼は、粘り強 く、一生懸命働き、仕事への情熱を燃やせば、最終的に は万事うまくいくことを理解していました。数十年後、 彼はJPモルガン・チェース銀行の副社長として定年を迎 えました。 こうした粘り強さ、ひたむきさ、情熱という特質、そ して家庭を第一にする考え方が、彼を並外れたライオン に育て上げ、これからの1年間、私たちの偉大な協会を率 いるにふさわしい人物にしたのです。
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LION 2021年9・10月号
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