トピックス
ライオンズクラブ
発展の礎に
国際理事 田名部智之

第107回国際大会が7月14日から17日に、アメリカ合衆国フロリダ州オーランドにおいて開催され、334複合地区の仁科良三氏と共に国際理事に選出していただきました。
今年度のA.P. シン国際会長は、副会長時代からミッション1.5を熱心に推進しており、今期も最優先事項として掲げられました。しかし、このミッションは日本のみならず世界中で難しいと思われている課題です。
私は27歳の時にライオンズクラブに入会しました。父も熱心なライオンで幼い頃からクラブの家族会など多くのイベントに参加していたため、40年以上ライオンズ活動に携わっています。父の信用もあり、先輩ライオンは息子である私に対し多くのチャンスをくださり、若くしてクラブ三役、地区委員長、地区幹事、複合地区役員、地区ガバナー、更に複合地区ガバナー協議会議長、一般社団法人日本ライオンズ理事長、日本GAT副エリアリーダーと多くの責任ある役割を経験させていただきました。
それは単に面倒な役割を押し付けられたわけでも、私が名誉や役を欲したわけでもなく、クラブや準地区・複合地区・日本ライオンズと、その時々に解決しなければならないさまざまな課題や役割に自分なりに必死で取り組み続けた結果なのだと思います。
私は決して能力が高いわけではありませんが、人に恵まれたおかげで各役職において目標やミッションを遂行し、良い結果を出すことが出来ました。これまでのライオン歴において、私がライオンズクラブに明確に貢献出来た分野は「新クラブ結成」と「会員拡大」だと自負しています。
国際協会はミッション1.5を最重要事項と位置付けているにも関わらず、多くのクラブや会員が「新クラブ結成は無理」「会員拡大は難しい」と思っているのが現状です。そのマインドが原因となり会員減少が下げ止まらなくなっているのではないでしょうか。
私は国際理事として、一点集中「会員拡大」に挑戦します。一点と言っても、会員拡大のためには奉仕の充実など必要な事項が複数あります。具体的には次の七つの事項に取り組み、ライオンズ国際協会の発展に寄与したいと考えております。
①ライオンズクラブのPRとブランディング(会員・未会員)
②会則地域・複合地区・準地区の調査
③会員拡大や新クラブ結成に必要なルール作りとルールの改正
④人材育成(会員・リーダー・入会予定者・ガイディングライオン・元地区ガバナー)
⑤新クラブ結成に向けたチーム作りと組織の整備(ツール作り)
⑥多くのリーダーが一歩踏み出せるよう、励まし共に行動する
⑦地域奉仕へ光を当てる(会員満足度アップ・奉仕受益者の満足度アップ・奉仕のニーズ)
以上、これまでの経験と実績、人脈を基に国際理事の責任と権限を持って力強く活動します。それにより、「ミッション1.5の成功」と「新クラブ結成と会員拡大」が無理なく、そして持続可能かつスピーディーに進みます。
私は国際理事に就任しましたが、若干50歳と人生経験の浅いライオンですので、皆様からのご指導ご鞭撻のほど切にお願い申し上げます。
これから2年間の任期、仁科良三国際理事と共に、会員のため、奉仕受益者のために誠心誠意、ライオンズクラブ発展の礎となるべく全力で取り組む所存です。共に奉仕に邁進しましょう。よろしくお願いいたします。
2025.08更新(国際理事/田名部智之<青森県・八戸ライオンズクラブ>)
