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歴史をつなぐ
スポーツ少年団を支援
宮城県・気仙沼ライオンズクラブ
#青少年支援

気仙沼ライオンズクラブ(81人)は5月1日、地域の女子バレーボールチーム、松岩バレーボールスポーツ少年団に対する支援を行った。同少年団には気仙沼市内の小学1年生から6年生までの児童が所属し、現在は14人で活動している。東日本大震災が発生した当時、団員たちは大好きなバレーボールをする場所を失い、少年団そのものもなくなりかけたが、高田俊邦監督が「子どもたちのために何とかしなければ」と牽引(けんいん)してきたチームだ。
10年前には「目指せ、県大会!」を掲げ、気仙沼予選、県北予選を勝ち上がって年2回の県大会へ出場することを目標としていた。それが近年では県大会常連チームとなり、昨年は県大会で3位の成績を残すまでに成長している。
今年のチームは「行くぞ、全国大会!」という高い目標を掲げ、夢だけで終わらせることのないよう日々の練習に励んでいる。県外への遠征も増やし、全国大会常連チームとの試合を重ねている最中だ。県大会で優勝し、全国大会で存分に力を発揮したいという夢をサポートすべく、当クラブは支援を続けている。
大会に向けて、少年団ではモデルチェンジされた新しいボールと、高学年と低学年に分かれて練習するためのボールカゴを必要としており、気仙沼ライオンズクラブから寄贈した。
来年は創立40年の記念の年を迎える松岩バレーボールスポーツ少年団は、気仙沼市内の団の中でも古い歴史を持ち、多くの卒団生が春の高校バレーや大学リーグで活躍している。バレーボールはボールをつなぐスポーツ。これまで続いてきた「絆」と「思い」を、今後も50年、100年とつないでもらうため、気仙沼ライオンズクラブはこれからも応援していきたい。
2025.05更新(会長/斉藤英敏)
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