投稿リポート 能登半島地震の被災地に
キッチンカーを派遣

能登半島地震の被災地にキッチンカーを派遣

335-B地区(大阪府・和歌山県/西尾良典地区ガバナー)アラート委員会は、今期の地区ガバナー方針「Changeプロジェクト」を踏まえて能登半島地震の被災地支援について検討し、関西地方からの支援活動において障壁となる「距離」「道路状況」「積雪等の気象条件」の問題に対処しながら、効率良く援助するために「キッチンカーキャラバン in 能登」を計画した。



この計画では、関西から炊き出しの材料や機材を運んで移動したり、関西のキッチンカー業者に協力を依頼したりするのではなく、北陸エリアで活動しているキッチンカー業者の団体「ほくりくキッチンカー協会」と提携して実施することにした。食事を提供する能登の被災者の皆さんに喜んでもらいたいのはもちろんのこと、料理を作る北陸のキッチンカー業者の皆さんの助けにもなり、材料等を地元で調達して地産地消することで、幅広い意味で北陸地方の応援になる。



2月と3月に各1回の試験運用(トライアル)を行い、第1弾のキッチンカーキャラバンを4月10、11日の2日間、輪島市と穴水市で行った。初日の10日は輪島市の避難所に身を寄せる80人と、在宅避難者に料理を提供。メニューは主食系がハンバーガーとホットサンド、デザート系はシフォンケーキ、カステラボールで、合計4種類、総数500食を用意した。



2日目の11日は穴水市役所で実施し、自身も被災者でありながら市民のために働いている市職員への後方支援として、110人分の料理とデザートを届けた。この日のメニューはスパイスカレーとクレープ。事前に市役所内で勤務する人の数を教えてもらい、昼休み前に職場の座席までデリバリーした。またこれと並行して、市役所を訪れた市民にも500食を提供した。



3月に行ったトライアルの際、発災から3カ月が経過して被災地の状況が少しずつ変化し、飲食店が営業を再開し始めていると聞いた。復興の動きが進む中で、無償の食事提供がしにくくなっている反面、今なお困っている人たちが大勢いるのも事実。こうした状況に対処する「プラスアルファ」の計画として、被災地で営業を再開した店舗と協力する道を模索した。

周囲の人々に笑顔になってほしいとの思いで、2月14日に営業を再開した輪島市のラポールデュパンの皆さん

今回は輪島市のパン屋、ラポールデュパンのあんパン160個を購入し、被災者の方々に配布した。同店に対する市民の認知度は高く、「ラポールデュパンさんのパンですよ!」と伝えると、皆さんとても喜ばれていた。5月と6月には第2、第3弾を計画中で、同店には継続してご協力いただくと共に、営業再開を目指す他の飲食店も紹介してもらい、支援を広げていきたいと考えている。



そして、第1弾のもう一つの「プラスアルファ」は、大阪名物として全国的に有名な「551HORAI豚まん」の提供。守口ライオンズクラブが購入費用を負担し、輪島と穴水でチルド豚まん2個入りセットをそれぞれ250セット、合計1000個を配布して、各家庭で温めて食べてもらうこととした。551豚まんの知名度はとても高く、用意した分が飛ぶようになくなっていった。

2日間にわたった第1弾のキッチンカー派遣では、各日10時半~午後1時半の約3時間で、料理1000食、あんパン160個、豚まん1000個を配り切り、多くの方々に喜んでもらうことが出来た。

335-B地区アラート委員会では、第2弾を5月7〜10日の4日間、第3弾を6月10〜11日の2日間で計画している。今回の我々の試みが、全国のライオンズの「やってみよう」という思いにつながることを期待している。

2024.04更新(335-B地区アラート委員長/中道健太)