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尼崎南ライオンズクラブ（中島秀和会長／27人）は4月7日、尼崎城址公園の壇上広場で、健康増進事業「尼崎南ライオンズクラブ青空ヨガ教室in尼崎城」を開催した。2021年にクラブの周年行事として第1回を開催した青空ヨガ教室も、今年で3回目。当日は快晴で桜も満開、まさしくヨガ日和となった。コロナ禍を経て再び人の交流が増してきた中、尼崎城周辺にもたくさんの人が訪れていた。

私たちのクラブの良いところは、伝統を重んじつつも、柔軟性があるところ。誰かが「ヨガ教室をやりたい」と言えば、全員が即座に賛成し、準備に奔走するメンバーもいれば、自身の人脈を生かし環境を整えていくメンバーもいる。当日は、早く来て気持ちよくヨガが出来るようにゴミ拾いをするメンバーや、公園のあちこちから飛び入りの参加者を引っ張ってくるメンバー、ただ必死にヨガに没頭して瞑想（めいそう）に熱心なメンバー、打ち上げの焼き肉を楽しみにしているメンバーなど、多様性に富む人たちがそれぞれに活躍して一つの奉仕活動を作り上げた。

本教室はチラシを配布してPRした他、尼崎市の後援を得て市報に告知を掲載してもらった。市報を見て第1回から毎回参加してくれている人もいる、大好評の企画である。なかなか体を動かすことがない人に運動の機会を提供するだけでなく、屋外で開催しているので飛び入り参加もしやすい。併せて糖尿病予防の啓発にも取り組み、尼崎市が作成した健康レポートのチラシを配布した。また今回はライオンズクラブの活動だけでなく、再建5周年を迎える尼崎城の紹介や、尼崎を舞台にした4月公開の映画『あまろっく』の宣伝も行った。

ヨガ教室の講師には、数々のライセンスを持つヨガインストラクター高本成華先生を迎え、1時間弱のレッスンを実施した。事前及び当日申し込みとクラブメンバーも合わせて、定員を上回る50人が参加。初心者から経験者まで老若男女問わず、皆ですがすがしい時間を共有した。ヨガの経験者からも「高い青空の下で行うヨガは日常と違う特別感があって、きれいな桜とお城を眺めながらとても気持ちよかった」と喜んでもらえた。初参加の新メンバーも含め皆で取り組み、クラブの団結も一層深まった。
　
2024.04更新（社会福祉委員会／中村敦子）