投稿リポート 木下大サーカスへ
障がい児らを招待

木下大サーカスへ障がい児らを招待

大阪西ライオンズクラブ(奥井伸市会長/51人)は3月24日、大阪市北区及び中央区の社会福祉協議会の協力を得て、障がい児を持つ家庭や、ひとり親世帯、「子どもの居場所(こども食堂や学習の場などの子どもが安心して交流したり自由に過ごしたり出来る場所)」に通う家庭を、市内の特設会場で開催されている木下大サーカス大阪公演に招待した。普段は経済的事情や、子どもが暗いところを怖がったり、突然大きな声を発したりして周囲に迷惑をかけるからと、サーカス鑑賞など念頭になかった保護者も多かったようだが、団体席を確保して同じような立場の家庭が一つのエリアにまとまったため、気兼ねなく楽しんでもらえたと思う。募集人数に対して倍以上の申込みがあり、こうした家庭が外出して楽しめる機会が少ないことに改めて気付かされた。木下大サーカスと懇意にしているクラブメンバーが中心となり、その他のメンバーもそれぞれに協力し、またLCIFクラブシェアリング交付金を使えたことで、310人を超える親子を招待することが出来た。

大サーカスではスーパーイリュージョンやバイクショー、空中大車輪などさまざまな演目がある中で、子どもたちには動物のショーや空中ブランコが大人気で、大きな歓声と拍手を送る姿が感動的だった。参加した母親から鑑賞後に、「普段はうつむいてあまり会話をしない子が、顔を上げて笑いながら『楽しかった』とたくさん話をしてくれた」と聞いた時には、がんばって奉仕をしてきて本当に良かったと胸が熱くなった。障がいの有無にかかわらず、誰でもさまざまな体験が出来るバリアフリーな社会になることを願い、これからも微力ながら活動していきたい。

今回の招待イベントは、社会福祉協議会と木下サーカスの団員の皆さん、そしてメンバー各自の気遣いで、車いす利用者への配慮など細かな面でも連携プレーが出来、事故もなく無事に終えられたことに感謝している。

2024.04更新(会計/三宅顯子)