投稿リポート 保育園砂場の消毒作業

保育園砂場の消毒作業

武豊ライオンズクラブ(53人)は1月20日と27日の2日間にわたり、町内にある八つの保育園で砂場の消毒作業を行った。これは当クラブで唯一コロナ禍中も継続され、12年目を迎えた奉仕活動だ。始まりのきっかけは、自分たちの子どもや孫が通う保育園で女性保育士だけで砂を起こし消毒を行っている様子を見たクラブメンバーが、何かしらの協力や応援が出来ないかと当時の会長に相談したことだった。保育士の負担軽減と、子どもたちに安全な砂場で遊んでもらいたいとの思いに皆賛同し、すぐに承認されたと聞く。

今回実施したのは保育園の休園日となる土曜日で、ライオンズメンバーだけでなく保育士や町役場の子育て支援課の協力も得て作業を進めた。消毒に使用したのはホタテの貝殻から作られた除菌剤で、安全性にも優れたもの。まずは砂場の真ん中を掘り起こして外側に砂を寄せて消毒。次に外側の砂を真ん中に集め消毒しながら埋め戻し、更に盛り上げて山を作る。最後に縁に沿って隅まで丁寧に掘り起こして消毒し、竹ぼうきで掃きならしたら完成だ。寒い中での作業だが、終了時には汗ばむことも。

年々クラブメンバーの平均年齢が上がってきているのと比例するように作業途中の休憩時間も増え、翌週の例会では湿布の匂いが漂っている。しかし、月曜日に登園してきた子どもたちが笑顔で我先にと砂山へ駆け上がる様子が地元ケーブルテレビで放映されると、それを見て「また来年もがんばらなくては」と腰をたたきながら誓うのだ。毎年子どもたちからはお礼状が贈られてきて、元気をもらっている。
 
2024.02更新(会長/井上亙)