投稿リポート 地域の歴史を伝える
銅像を清掃

地域の歴史を伝える銅像を清掃

水戸葵ライオンスクラブ(関川恵一会長/94人)は6月4日、水戸市内に設置されている水戸藩ゆかりの銅像の清掃活動を行った。当クラブが徳川御三家の一つである水戸の地で、クラブ名に「葵」を冠して活動している縁で、初めての試みとして実施した。

市内には水戸徳川家の歴代当主や家臣ら歴史的人物の銅像が25体ある。今回は下記の通り3班に分かれたメンバーが、3カ所にある10体の銅像を清掃した。
 【1班】千波湖畔周辺:徳川光圀像・徳川斉昭・七郎麻呂(慶喜)像
 【2班】三の丸周辺:徳川頼房公像・徳川斉昭公像・安積澹泊像・本間玄調像
 【3班】南町周辺:水戸黄門さん像・徳川慶喜公像・会沢正志斎像

清掃作業は3台の高圧洗浄機を使って洗浄した後、乾いたタオルで水分を拭き取っていった。また、汚れが目立つ箇所はブラシでこすって落とした。銅像は大きいもので約5mの高さがある。そのため、足場を組む作業は専門の業者に依頼し、足場の上ではヘルメット、ハーネス、安全帯などの安全器具を装着して作業した。

メンバーは自身が経営する事業所の社員に呼びかけて作業に参加してもらったり、各種機材を持ち込んで専門技術を投入したりと積極的に取り組み、各自の持つ潜在能力の高さを実感した。清掃を終え、水戸黄門で有名な水戸藩第2代藩主の徳川光圀公も、ひと風呂浴びたようなすがすがしい表情に見えた。今回の清掃活動を通じて、郷土の先人たちの銅像が豊かな歴史を次世代につなげることを目的に設置されたことを再認識した。これを機に、これまで以上に地域社会貢献に努めていきたい。

2023.07更新(GMT委員長/吉澤敦)