投稿リポート ウクライナ難民支援の
バザーと募金活動

ウクライナ難民支援のバザーと募金活動

岡山ハーモニー ライオンズクラブ(尾﨑玲子会長/41人)は4月1日、岡山市にある複合商業施設・ブランチ岡山北長瀬と百間川ふれあいフェスティバルに出店し、ウクライナ難民支援のバザーと募金活動を実施した。

活動のきっかけは、私が昨年、カナダのモントリオールで開かれた第103回ライオンズクラブ国際大会で、代議員の資格証明手続きを監督する資格証明委員会に所属し、そこでポーランドのカシャ・ゲバート元121地区ガバナーと出会ったこと。彼女にウクライナ難民支援に取り組んでいるという話を聞いて、私たちのクラブでも何か支援したい、しなければと思った。

ゲバート元地区ガバナーが所属するグダンスク・アンバー ライオンズクラブは私たちのクラブと同じく女性会員を中心としたクラブで、ポーランド北部に位置し、ポモージェ県の県庁がある港湾都市グダンスクを活動域としている。グダンスクの他、ポモージェ県のソポト、ベジヘロボ、プルシュチ、プツクなどの町には、ウクライナから多くの人々が避難してきており、同クラブではLCIF交付金を申請して食料や日用品、衛生用品、医薬品を購入し、主に子どもを持つ母親や高齢の女性を対象に寄贈。また幼稚園や学校へ通う子どもたちにスターターキットなどを提供する支援活動を継続している。こうした支援事業を実施する上で最も重要なのは、戦争体験によるトラウマと大きな悲しみを秘めたまま最低限度の生活を続けている人たちと直接触れ合うことだそうだ。ゲバート元地区ガバナーの長きにわたる奉仕の経験の中でも、ウクライナの人々が置かれた状況の悲惨さや苦しみは前例がないほどに大きいという。

残念ながら私たち岡山ハーモニー ライオンズクラブが現地に行って直接支援することは出来ないので、バザーや募金活動を継続的に実施することを決定し、今回の活動となった。ライオンズ以外の人にも協力を呼びかけ、バザーでは会員の持ち寄り品の他、善意の農家から提供された野菜なども販売。またボーイスカウト日本連盟岡山第17団の子どもたち67人が募金箱を持って、イベントに訪れた人たちに協力を呼びかけてくれた。最年少のビーバースカウト(小学1、2年生)の子も目をキラキラと輝かせて一生懸命に手伝っていた。事前に市の広報などで告知したことなども手伝って、バザーと募金、会員からの寄付を合わせて60万円の浄財が集まり、グダンスク・アンバー ライオンズクラブに直接送金することが出来た。

皆が力を合わせて得たこの成果を誇りに思う。ゲバート元地区ガバナーとの縁、そして今回の活動で生まれた縁を大切にして、これからもウクライナ難民のための支援を続けていきたい。
 
2023.06更新(幹事/有本みどり)

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