投稿リポート 50周年記念事業
"動物ふれあい体験"

50周年記念事業 “動物ふれあい体験”

今治東ライオンズクラブ(髙橋良幸会長/43人)は11月6日、クラブ結成50周年記念事業として、しまなみアースランド芝生広場を会場に「動物ふれあい体験」を開催した。少し寒くなるという天気予報は外れ、雨男のはずの壷内和彦50周年記念実行委員長の力も封印されて、11月としては非常に良い天候に恵まれた。来場者は5000人に上り、会場中で子どもたちの歓声が沸き上がった。

この催しでは、動物とじかに接するさまざまな企画を設けた。「犬猫譲渡会」では12匹もの犬と猫に里親が見つかり、大切な命が救われることになった。「動物ふれあいエリア」では開場早々に行列が出来、子どもだけで600人以上が入場した。エリア内には、ポニーの乗馬やヤギの餌やりの体験コーナー、リクガメやトカゲ、ヘビなどに素手(すで)で触れる爬虫(はちゅう)類コーナー、ウサギやハムスターなどを抱いたり聴診器で心音を聞いたり出来る小動物コーナーなどがある。どのコーナーにも、子どもたちの笑顔があふれていた。

岡山理科大学獣医学部と今治明徳短期大学が、共に鳥獣被害の解消に取り組む中で考案したイノシシカレーの試食会には、午前、午後共に長蛇の列が出来、あっという間に200食がなくなり、イベントに協力してくれた学生30人のパワーを感じた。

カリスマ調教師がゲスト参加してくれた「お供馬乗馬体験」はサラブレッドに乗れる貴重な機会とあって、238人もが列を成し、終了予定時刻を過ぎてもまだ列が切れなかった。乗馬だけでなく餌やり体験にも85人の子どもが並んだ。スタッフとして参加した岡山理科大学獣医学部馬術部の部員からも、「とても楽しい経験が出来た」と言ってもらえた。

「ペットしつけ教室」のパフォーマンスにも、大勢の人だかりが出来た。ドッグマーチングやドッグダンスなど、訓練を受けたワンちゃんたちが格好良くも可愛い演技で会場を盛り上げた。急きょ南動物病院の南博文院長が一人で対応することになった「動物◯✕クイズ」では、景品の大型ぬいぐるみが大人気で、「動物のホームケア体験」には3人のインストラクターが参加してくれ、ペット連れのたくさんの家族が熱心に指導を受けていた。

イベント前日の準備、当日や翌日の片付けはもちろん、毎週水曜日の夜に開いた事業部会の集まりなど、費やした時間に比べると当日の5時間はあっという間だったが、とても充実した達成感を得ることが出来た。一つ残念だったのは(ぜいたくな悩みではあるが)、あまりに盛況でクラブ・メンバーのほとんどが担当の持ち場を離れられず、全体の様子や他のエリアを見に行かれなかったことだろうか。私自身も貴重な経験をさせていただいた。先輩メンバーから後輩メンバーまで、本当に快く協力してくれ、「これが今治東ライオンズクラブなんよ!」「今治東ライオンズクラブに入会して良かった!」と思った。入会6年目とまだまだ会員歴の浅い私にとってクラブの50年の歴史はあまりに重いものだが、少しずつ経験を積み重ね理解を深めていきたい。
 
2022.11更新(50周年記念事業部会部長/渡邉眞)