投稿リポート 市民の健康を願い
温度計付き電波時計を寄贈

市民の健康を願い温度計付き電波時計を寄贈

枕崎ライオンズクラブ(蒲地勇作会長/35人)は4月28日、今年度後期の奉仕事業として、枕崎市の市営グラウンド敷地内に温度計付き電波時計を設置し市へ寄贈した。

近年は温暖化が重大な環境問題の一つとなり、全ての人々の生活に大きな影響を与えている。真夏日や猛暑日、季節外れの暑い日などが増え、体力が備わっている大人でさえ体調管理の難しさを実感するほどだ。市営グラウンドはスポーツ少年団の活動やスポーツ大会、グラウンドゴルフやゲートボール大会など、子どもから高齢者まで老若男女がさまざまな行事や催事でほぼ毎日のように利用する施設である。特にコロナ禍においては、市民の中には屋内での催しへの参加を躊躇(ちゅうちょ)する傾向が強く、その分、屋外での行事や活動が増えている。つまり、市民が市営グラウンドを利用する頻度も高まっているということだ。

しかしそうした活動中に、外気温や体温の上昇に対して十分な注意を向けているだろうか。体調の異変を自覚出来ないまま脱水状態が進み、熱中症になって搬送されたといったニュースは決して珍しくはない。

当クラブが今回、広い市営グラウンドのどの位置からでも外気温が一目で分かる大きな表示版の温度計付き電波時計を設置・寄贈したのは、そのような問題が発生することのない、楽しく健康的な市民生活に貢献したいと考えたからだ。設置後は、「自身で感じる外気温と実際の外気温とではこんなに違いがあるのですね」など、施設利用者から多くの声が寄せられた。私たち枕崎ライオンズクラブの思いを込めたこの事業が、市民の健康管理、体調管理の一助となることを願っている。

2022.06更新(幹事/松野下晃司)