投稿リポート 心肺蘇生学習機材
"あっぱくんライト"寄贈

心肺蘇生学習機材 “あっぱくんライト”寄贈

土浦北ライオンズクラブ(236人)は4月18日、かすみがうら市及び教育委員会に簡易型心肺蘇生学習機材「あっぱくんライト」55個を寄贈。会長、幹事、会計の三役で市役所を訪問し、坪井透市長と大山隆雄教育長に手渡した。

あっぱくんライトはAED(自動体外式除細動器)のトレーニングキットで、患者の状況確認、AEDパッドの貼り付け方法、胸骨圧迫(心臓マッサージ)といった一連の流れを体験出来る。京都大学健康科学センター、日本心臓財団などの監修の下、一般社団法人日本蘇生協議会(JRC)の「蘇生ガイドライン2020」に基づいて製作された。講習会場などに集合せずに各自でトレーニングが出来るので、新型コロナ感染予防の点でも優れている。当日は市長と教育長に実際に訓練体験もしていただいた。

私は救急救命学修士であり、救命率向上を目指すいばらき救命普及協会の事務局長として、福祉施設や建設会社、歯科医院などで職員に心肺蘇生法や応急処置を指導している。土浦北ライオンズクラブ会長を拝命した今年度はその経験を踏まえ、「茨城県AED等の普及促進に関する条例」に基づいて、かすみがうら地区の救命率を向上させたいと考えた。

今回のあっぱくんライト寄贈に当たっては、市内の教職員及び小中学生に対し、各校で学習指導要領に準じた実習促進に活用してもらいたいという思いであった。今後は、心肺蘇生のための胸骨圧迫やAED使用方法の普及・啓発を推進しているいばらきPUSHの協力を得て、学校関係者や市職員等を対象にした訓練を順次開催していく予定だ。

2022.06更新(会長/狩野平左衛門岳也)