投稿リポート 60周年記念事業の主軸
Wi-Fiルーター300台を寄贈

60周年記念事業の主軸 Wi-Fiルーター300台を寄贈

富士吉原ライオンズクラブ(井上有之会長/90人)は今年クラブ結成60周年を迎えた。新型コロナウイルス感染症が蔓延する中で、感染対策を最大限行いつつ、出来る形での記念事業を1年にわたり取り組んでいる。

その中で主軸事業として今夏に実施したのが、Wi-Fiルーター(モバイルルーター)の寄贈だ。学校教育のデジタル化支援として、富士市教育委員会を通して300台を市内小中学校43校に向けて寄贈した。8月26日に富士市役所で実施した記念式典では、小長井義正富士市長、森田嘉幸富士市教育委員会教育長が同席のもと、当クラブから井上会長を始めクラブ役員も出席した。今回の事業は、当クラブにとって初めて地区クラブシェアリング交付金を活用した事業となった。

今回の事業は令和元年から国の予算にも盛り込まれた、ICTを基盤とした先端技術を活用して「子供の力を最大限に引き出す学び」を実現するため、全国の児童・生徒に一人一台のコンピューターと高速ネットワークを整備する文部科学省主導の「GIGAスクール」への取り組みに則したものである。

新型コロナウイルス感染症の影響で、富士市内の教育現場でもさまざまな制約を受けており、閉塞感が漂っていたとのこと。教育現場からは「寄贈したモバイルルーターにより、Wi-Fi環境が整っていない家庭だけでなく、校外学習でも有効活用させていただいている。子どもたちの学習の充実につながるご厚意に対し改めて深く感謝申し上げる」とお礼の言葉を頂いた。

当クラブの60周年記念事業としては上述以外にも、20年継続しているベトナムへの支援事業、こども食堂へのお米の支援、市難病連支援、就労支援施設へのコロナ対策品やお菓子の贈答、等々、特に子どもたちの未来や生活弱者の支援を中心に実施してきた。コロナ禍においてもクラブ・メンバーの結束力を図り、充実した60周年にすべく積極的な活動を続けている。

2021.12更新(幹事/望月寿男)