投稿リポート 地域のワクチン集団接種
予約受け付け業務奉仕

地域のワクチン集団接種予約受け付け業務奉仕

広島市安佐北区にあるコープタウンあさひが丘は全国初の農住団地として1976年に創設され、約6600人が暮らしている。市の中心部から15kmほど離れた場所にあり、山に囲まれた風光明媚な団地だ。しかし、この地域では少子高齢化が社会問題となっている。

団地内には新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を受けることの出来る医療機関がない。市の集団接種会場へ通うための公共交通手段も非常に少ない。高齢者の中には運転免許を返納した人も多く、接種会場まで行くことが出来ない人が多く存在することが分かった。そこであさひが丘連合自治会が広島市に団地内で集団接種を行うよう要請。ワクチン接種予約業務を地元で賄う条件で団地内でのワクチン集団接種が実現した。その集団接種予約業務の協力要請を受け、携わったのが広島清和ライオンズクラブ(大石康朗会長/14人)である。

6月18日から20日までの3日間、65歳以上が対象となる初回の接種予約受け付けに従事。受付では接種当日の書類の書き方などを伝えた。長蛇の列が出来、600人の受け付けがあるなど関心の高さが伺えた。その後も40歳以上を対象とした集団接種会が団地内で行われ、これらの集団接種で、合計1600人の方が2回の接種を終えることが出来た。

地域の人が切望していたワクチン接種。微力ながらその運営の助けになれたことを誇りに思っている。3回目接種の是非が論じられているが、また集団接種があるのであれば進んで協力したいと考えている。

2021.11更新(中川勝次)