投稿リポート 結成55周年記念事業
市にベンチといすを寄贈

結成55周年記念事業 市にベンチといすを寄贈

1966年3月に結成された岩槻ライオンズクラブ(70人)は、今期55周年を迎える。この半世紀以上の間にボランティア活動を継続し、また4人の330-C地区ガバナーを輩出してきた。

今回はその55周年記念事業として、20年12月25日、さいたま市にベンチといすを寄贈した。ベンチの座面には埼玉県産ヒノキの天板を、台座には御影石を使用している。この4人掛けベンチ4台を東武アーバンパークライン・岩槻駅の東西自由通路に設置。更に御影石製のいす6台を、さいたま市指定有形文化財であり城下町岩槻のシンボルとなっている「時の鐘」の周囲に設置した。

岩槻は大田道灌(おおたどうかん)が築城した岩槻城の城下町で、人形の町としても栄えた。現在は「まちかど雛(ひな)めぐり」「鷹狩り行列」「人形供養祭」など、1年を通じて多くのイベントが開催され、更に20年には「岩槻人形博物館」と「にぎわい交流館いわつき」が開館し、観光客が増加している。特に岩槻駅と時の鐘は岩槻を訪れる方々を出迎える重要な場所であるが、「殺風景で休む場所も少ない」などの声が上がっていた。今回のベンチといすの寄贈はそうした要望に応えたもの。休憩や待ち合わせ場所としても多くの方々に利用して頂いて、岩槻のイメージアップにつながればという期待も込めた。

設置工事には、クラブ・メンバー20人程がスコップなどを持参して取り組んだ。が、時の鐘周辺の土は想像以上に硬く、結局ユンボ(ショベルカー)を持ち出して、半日以上掛けて終了した。

さいたま市岩槻区の沼尻裕一区長からは、
「21年にさいたま市が誕生20周年を迎えるに当たり、岩槻のにぎわいを支えるベンチ等の寄贈は大変ありがたい。多くの人に大切に使って頂けるよう、市としてもしっかり管理していきます」
という言葉と共に、岩槻区では第1号となる感謝状も頂いた。また岩槻駅の駅長からは、
「東武アーバンパークライン大宮管区の中では初めてのベンチ設置であり、大変喜んでいる」
といったお話もあった。

当クラブはコロナ禍においても、55年目を迎えた当年度の上期だけで5人の新会員を迎えることが出来た。このような時代だからこそ、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」何が出来るのかを真剣に考え、共に活動する仲間を増やし、より一層地域に必要とされるクラブになっていきたいと考えている。          

2021.01更新(会長/丸山泰幸)