投稿リポート 復活! みこしまつり

復活! みこしまつり

8月18~20日、青森県の最北部・下北地方で最大規模を誇る祭り「田名部まつり(田名部神社例大祭)」が開催された。その中日に当たる8月19日、むつライオンズクラブ(60人)はむつ市イベント広場を会場に、「みこしまつり」を主催した。

田名部まつりでは五つの町内が持つ山車が運行され、かつてはそれらの町の「組」に所属する子どもでないと参加しにくいものだった。そこでむつ市ではライオンズ以外の団体が、組に属さない子でも参加出来る祭りをコンセプトに、複数台のみこしが夜の沿道を練り歩く大規模なみこしまつりを開いていた。が、主催団体の撤退により2020年に廃止に。偶然コロナ禍と重なったため一時的な休止と勘違いしてした市民も多く、昨年辺りから再開を求める声が増え、当クラブと一緒にみこしまつりに参加していた障がい福祉サービス事業所の利用者からの「みこしを担ぎたい」という声が高まった。そこで昨年度、当クラブが所有するみこしを活用し、小規模ではあるがみこしまつりを復活させたのである。

会場ではみこしを担ぐだけではなく、食べ物を中心に出店が並び、バルーンショーや吹奏楽団の演奏など多彩なステージショーも行われた。最後は来場者が皆で大きな輪をつくり、盆踊りでフィナーレを迎えた。東通ライオンズクラブ、むつみらいライオンズクラブ、下北ネクスト ライオンズクラブも、子ども向けのクジや、パン、ホタテの串焼きなどの販売店を出して、祭りを盛り上げてくれた。地元の人たちが出店することで、少なからず地域経済活性化への一助になると思う。

今では誰でも田名部まつりに参加出来るようになったが、障がいや何らかの事情があって参加をためらう人はいるかもしれない。そうした中で、むつライオンズクラブは「参加を望む人みんなに、祭りを体験してもらう」という理念を抱きみこしまつりを主催している。これこそライオンズクラブの奉仕の精神と考え、その灯を絶やさぬように、小規模でも地元のまつりを継続していきたいと考えている。今後は、以前みこしまつりに参加していた他団体へも声をかけ、みこしの台数を増やしていくといった発展性も視野に入れつつ、子どもや障がい福祉サービス事業所の利用者へ「祭りへの参加体験を提供する」という本来の目的から外れることなく活動していきたい。
 
2023.09更新(会長/中村亨)

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