トピックス Dr. パティ・ヒル
国際第1副会長公式訪問

Dr. パティ・ヒル国際第1副会長公式訪問

3月1日、東京都台東区の東天紅上野本店において、ライオンズクラブ国際協会のDr. パティ・ヒル国際第1副会長による330・331・332・333・334・335・336・337複合地区公式訪問が行われ、山田實紘元国際会長、藏大介、永田賢司両国際理事、鈴木誓男LCIF理事ら来賓の他、複合地区ガバナー協議会議長、地区ガバナー、第1副地区ガバナーら約100人が出席した。

ヒル国際第1副会長は集まった国内のライオンズ・リーダーを前に約1時間にわたりスピーチを行い、コロナ禍の中で就任したダグラス・X・アレキサンダー前国際会長が訴えた「心からの奉仕を」のメッセージや、今年度のブライアン・E・シーハン国際会長が強調しているチームワークの重要性を訴えた他、今年度の重点項目について説明した。

スピーチの後には国際協会からのアワード贈呈があり、今回の公式訪問をホストした330複合地区の吉本晴夫協議会議長ら同複合地区内のメンバーに対するアワードの他、2021-22年度「思いやりは大切なこと」奉仕アワードの受賞クラブである、青森ねぶたライオンズクラブ(県立浪岡養護学校の掃除とリンゴの収穫)、岐阜県・大垣サツキ レオクラブ(古本・DVD・CD・ゲームの回収、募金、サツキ23本寄贈、大垣城西広場の除草)に対し、ヒル第1副会長からアワードが贈呈された。また、日本ライオンズとLCIFによる2022年第8回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・広島(2022年11月4〜6日)への支援協力に対する、スペシャルオリンピックス日本(SON)からの表彰盾と記念品が披露された。LCIFに関しては山田元国際会長から、トルコ地震に対する日本からのLCIF寄付が72万6226ドル(約9800万円)に達したことが報告された。

SONの表彰盾と記念品を受け取る一般社団法人日本ライオンズの村木秀之理事長(左から2人目)

公式訪問ではまた、一般社団法人日本ライオンズ(村木秀之理事長)が実施した日本ライオンズ70周年記念事業の報告とアワード贈呈が行われた。70周年記念事業では各クラブ・ゾーン・リジョン・地区に、持続可能な開発目標(SDGs)に合致する奉仕活動の写真などをSNSやメディアを通じて発信するよう呼びかけ、ライオンズクラブの存在とその活動を広く伝えることを目指した。2022年11月1日から19日までの期間中に、海岸清掃などの環境保護に関する活動を中心に100件を超える発信があり、その中から選ばれた330〜337の各複合地区の議長賞8クラブと、理事長賞3クラブに対して表彰トロフィーが贈られた。

日本ライオンズ70周年記念事業の表彰

2月28日早朝に羽田空港に到着したヒル第1副会長は、3月3日まで4日間にわたる滞在中、国内のライオンズ・リーダーや新クラブと懇談するなど精力的に活動した。28日午後には新結成クラブと懇談した後、東京都庁で小池百合子東京都知事を表敬訪問。3月1日は公式訪問に先立ちGAT、第1副地区ガバナーとの懇談会が行われた。2日には議長、SCP・FWT、環境関連クラブ、LCIF関係者との懇談会に出席。滞在最終日の3日には神奈川県大和市でクラブ支部の結成式に出席し、同日午後、成田空港からアメリカ・ワシントン州シアトルへ向けて出発した。

ヒル国際第1副会長はコンサルティング会社の代表取締役で、30年以上の経験を持つ心理士。1990年からカナダ・アルバータ州エドモントン・ホスト ライオンズクラブの会員で、2022年6月の第104回国際大会で国際第1副会長に選出された。

2023.03更新(取材/河村智子)