投稿リポート 地区の植樹プロジェクトで
海岸保安林の再生を

地区の植樹プロジェクトで海岸保安林の再生を

東日本大震災の発生から12年目となった2023年3月11日、津波の被害を受けた山武市蓮沼地区の海岸保安林の再生を目指し、333-C地区(髙橋順之地区ガバナー)は「ライオンズの森プロジェクト」を実施した。地区全域から約400人が集結し、蓮沼海浜公園の遊歩道沿いに、ライオンズとレオを合わせた会員数(2023年1月1日時点)と同じ2788本を植えた。

防風と防砂、津波対策と同時に、温暖化抑制につなげようと1年がかりで計画を進め、潮風と砂地に強いクロマツやトベラ、オオシマザクラなど4種類を植樹。大きく育つよう願いを込めて、苗木には「山武杉」で作った木札を取り付けたが、氏名の他に「家庭円満」「大学合格」「世界平和」などの祈願を記した参加者もいて、植樹に託されたさまざまな願いに心温まる思いがした。

野外での奉仕活動は天候に左右されるので、準備中はハラハラドキドキだったが、当日は晴天で風もなく、3月だというのに汗ばむほどのぽかぽか陽気。当日になって予定を上回る参加者が集まり、大盛況のうちに植樹を終了した。

植樹した木々が元気に成長し、潮風・飛砂・津波から住民の生活を守る保安林機能を果たすこと、そして、植樹した一帯が地図にも残る「ライオンズの森」となって温暖化抑制に貢献することを祈っている。植樹の後は、そんな将来への大きな期待を込めた特大の横断幕を掲げて、ドローンを使った記念撮影を行い、参加者全員で大きな達成感を共有した。

植樹終了後は、公園内にあるいこいの広場で植樹記念イベントを開催した。仮設ステージではコロナ自粛から解き放たれたかのような子どもたちによるキレキレのダンスや、フラダンスの美しいパフォーマンスが繰り広げられ、最後に髙橋地区ガバナーによる審査で選ばれた1等から3等までの団体に景品が授与された。

記念イベントはプロのDJによる進行で盛り上がり、地元出身歌手のライブショーが行われた他、5体のご当地ゆるキャラが登場したり、三輪自動車トゥクトゥクの試乗があったりと、子どもたちは大喜び。会場には地元特産品の直売コーナーを設け、クラブ・メンバーによる模擬店とキッチンカーも多数出店し、大人も子どもも楽しいひと時を過ごした。


映像編集:キャビネット副幹事/千賀喜通(茂原中央ライオンズクラブ)

2023.03更新(333-C地区情報テクノロジー委員会委員長/橋本文子<千葉ゆうきのライオンズクラブ>)